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いうネーミングのもとにとり行いました。

婦人防火クラブ員等は、この大会を契機に、より一層、防火・防災に意を用い、更に団結を強め、会員一人ひとりが一人を増やしていく倍加運動を推進するとともに、防火の語らいのうちに、連帯の輪を広げ、災害のない明るい、住みよい平和な社会を築くため、その活動がますます活発になるよう、心を新たにする大会でもあります。

大会が行われた熊本県は、恵まれた大自然の森と水の宝庫で、特に水は全国名水百選の内、4箇所選ばれており、また肥後54万石の城下町でもあります。

プログラムの表紙にも掲載された、日本三大名城の一つ熊本城は、加藤清正公が7年の歳月を費やして築いたお城で、「清正公石垣」と呼ばれる武者返しは、上に登れば登るほど反り返る石組みが特徴となっております。

会場となった熊本市総合体育館は、国道3号線沿いで水前寺公園と反対側に面しており、市電利用では市体育館前下車徒歩5分に位置しております。

本体育館は、熊本市の体育・スポーツ振興の拠点として、市民のニーズに応じた多様なスポーツ活動に対応できるよう、大・中・小3つの体育館、武道館、弓道場、トレーニング室、サウナ室、室内温水プール等を備えた総合体育施設として、市民の健康増進はもちろん、各種大会やコンベンション施設として広く利用されております。

大会当日は、秋晴れの澄みわたった青空のもと、心地よい風が吹き抜けるなかで、全国及び熊本県内から婦人防火クラブ員約2,000名、幼年消防クラブ員700名、都道府県消防主管課長、県内の消防長、消防団長ら合計約3,500名が参加して、会場をいっぱいに埋め尽くし立見席が出るほど盛大な大会になりました。

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会場正面に赤や白の火の用心の幟がはためく中、9時40分に徳田日本防火協会会長、佐野消防庁長官、福島熊本県知事をはじめ来賓の方々が到着し、地元河内町の河内校区婦人防火クラブの皆さんによる河内太鼓が打ち鳴らされ歓迎のセレモニーが始まりました。

熊本市消防音楽隊の演奏するファンファーレが鳴り渡り、熊本県内の婦人防火クラブ員、幼年消防クラブ員、消防長、消防団長らが整列するなか、西部音楽幼稚園幼年消防クラブ員42名が「ようこそ熊本へおいでくださいました。」とかわいらしい歓迎の言葉と花束でお迎えしました。鼓笛隊が元気いっぱいに演奏して、会場前を埋め尽くした皆さんから盛んな拍手が寄せられ、賑やかに歓迎のセレモニーが終了しました。

 

第一部 表彰式

音楽隊のファンファーレとともに「第21回婦人防火全国大会」が始まりました。

司会進行役は、村澤由美さんです。

上本日本防火協会常務理事の開会の辞に続いて、参加者全員が起立して国歌を斉唱、この後本大会の主催者である日本防火協会を代表して徳田会長が、「今日は素晴らしい天気に恵まれまして、このような立派な会場で、第21回の婦人防火全国大会が開催できることは、本当に喜ばしいことであります。

どのように経済が発展しても、生活が豊かになっても、私どもが住む村で、町で安全に暮らせるということが一番大事なことであります。

どうか婦人防火クラブの代表の皆さん、創意工夫をして私どもの日本という国を、防火防災の面でしっかりと守っていきましょう。

幼年消防クラブの皆さん。今日は皆さんが日頃から消防のおじさん、また園の先生方と一緒に練習をした「火の用心」につながる演技を見せていただくそうですが、一生懸命にやってください。

日頃から、都道府県、市町村、また消防本部、消防署、消防団のそれぞれの機関が、自主防災の育成に努力していただくことについて、深く感謝を申し上げたいと思います。」との挨拶がありました。

表彰式に移り、防火活動に功績のあった都道府県幼少年婦人防火委員会2団体、市町村幼少年婦人防火委員会20団体、婦人防火クラブ32団体、婦人防火クラブ役員5名の59団体(名)に

 

 

 

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