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第21回

帰人防火全国大会

防火の輪を広げ安全で豊かな地域づくりを

第一部 表彰式

第二部 森・水・火の国 防火まつり

 

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第21回婦人防火全国大会が、平成9年10月9日(木)熊本県熊本市の熊本市総合体育館において、全国の婦人防火クラブ員ら約3,500名の方々が参加して開催されました。

最近の火災等の災害は複雑多様化、大規模化し消防を取り巻く環境はますます厳しいものとなっております。阪神・淡路大震災以降、地域社会の安全確保のためには、自主防災体制の確立と整備が急務とされ、国・地方をあげて全面的に取り組んでいるところであります。

特に火災については、最近の出火原因の状況からして、火災を減少させ無くすためには、各家庭における婦人の方々の自覚と努力が必要であることはいうまでもありません。

そして、その婦人防火クラブ員の方々の強い結束力と行動力は、一昨年1月に発生した阪神・淡路大震災の際にも被災者支援活動として大きな力を発揮されました。関係者の努力によりこの婦人防火の輪は強化され、今日、243万人余という大きな広がりを持つ組織となりました。このような大きな力を更に拡大し、飛躍を期するため、全国の婦人防火クラブ員が一堂に会し、その自覚と決意を新たにし、日頃の活動の活性化と組織の育成倍増の一層の推進を誓い合い、防火思想の普及啓発を図ることを目的として毎年開催されてきました。

大会は第一部と第二部から構成され、第一部では地域における防火思想の普及宣伝の活動が顕著で、他の模範と認められる都道府県・市町村優良防火委員会、優良婦人防火クラブや役員の表彰を行いました。

第二部では、日頃の活動が活発な婦人防火クラブ員や幼年消防クラブ員による防火演技の披露を中心に「森・水・火の国 防火まつり」と

 

 

 

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