日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

ライフサイエンスシリーズ「緩和ケアにおける症状観察とコントロール」

 事業名 保険医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


おわリに

 

癌患者の緩和ケアのなかで看護婦が果たすべき役割には,多くのことがありますが,どうするかわからないという理由で,患者から遠のいていたのでは,何の解決も得られません。自信がないときでも,患者に近づいて話してみると,何をすればよいか必ず把握できるはずです。

癌は身体的な疾患で,精神の疾患ではないのですから,患者を悩ませる身体的な症状の除去を目的とした医療を実施する必要があります。身体的症状が緩和するにしたがい,患者の心の問題も軽くなっていきます。そうすることで患者の心へも対応しやすくなるのです。

このような患者ケアの知識と技術を短時間で学べるような教材がいくつも用意されています。これらの教材を一晩読んだだけでも,皆さんの看護ケアの質はかなり向上するはずです。痛みへの対応を手始めとして学び,実地に移していくと,能率よく緩和ケアが身につき,自信がもてるようになります。一人ひとりが努力を重ねていくことで,チーム全体の力が強まり,望ましいチームワークが育っていきます。このようなケアは,末期患者だけに必要なのではなく,どの病期の患者さんにも必要なことを理解しておくことも大切です。そうすることで,治療も看護も患者にとり望ましいものへと改善されていくのです。

患者さんには,痛みの治療のための鎮痛薬を要求する権利があり,医師にはそれを投与する義務があるのです(WHO,1990)。また,痛みを除去するために有効な治療法があるのに,それを実施しないのは倫理的に許しがたいことでもあります。これらのことに無頓着な医師と看護婦がいなくなるよう,そしてこのような権利があることを知っている患者さんが増えるよう,日頃の看護活動のなかで努力していってほしいと思います。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
904位
(31,428成果物中)

成果物アクセス数
10,605

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年8月10日

関連する他の成果物

1.「保険医療に関する教育及び調査研究」の報告書
2.生活医学シリーズNo.115「生活習慣病としての心臓病」
3.生活医学シリーズNo.116「ストレスと心身症」
4.生活医学シリーズNo.117「家庭介護のコツ?朝の身じたく、身だしなみ」
5.生活医学シリーズNo.118「コレステロールと私たちのからだ」
6.生活医学シリーズNo.119「心のケアと人間的成長をはかるカウンセリング」
7.ライフサイエンスシリーズ「電話相談技法」
8.ライフサイエンスシリーズ「ナースのための最新感染症学」
9.国際フォーラム・ワークショップ「病院、外来及びホスピス、在宅ケアのQOL向上をめざして」テキスト
10.セミナー・講習会案内パンフレット一式
11.JBS日本福祉放送 収録風景写真
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から