1 主催者挨拶
財団法人 全国統計協会連合会会長 河 合 三 良
皆様お早うございます。ただ今ご紹介いただきました全国統計協会連合会会長をいたしております河合でございます。主催者を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、各省庁、地方公共団体、民間団体の方々、また、さらに、アジア太平洋諸国政府の統計職員の方々に多数お集まりいただきまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。私ども全国統計協会連合会では、毎年統計に関する知識と技術を普及啓発するための調査研究を実施しておりますが、本年度は、国内外の統計専門家の方々をお招きいたしまして、国際シンポジウム「アジアの持続的発展を支える統計を考える」を開催することといたしました。
近年、アジア地域の各国はそれぞれが著しい経済成長を遂げてきてこられたわけですが、地域内の各国間では、社会経済面での相互依存関係がますます強くなってきております。これに加えて、ご承知のように、最近は通貨と為替の混乱が大きな課題を生み出しております。社会経済の急激な変化と行動の多様化ということによりまして、現状を的確に把握して将来を展望することが非常に困難な時代に入ってきております。この中で、社会経済の動向についての情報源としての統計の重要性はますます高まっていくと思われます。このような時期に、国内外の統計の専門家の方々が一堂に会してご討議いただくということは、アジアの持続的発展を支える上でたいへんに意義深いことであると存じております。今日のシンポジウムの討議が、ご参集いただきました皆様のこれからのお仕事に必ずお役に立つことを祈っておりますし、また、そうであると確信いたしております。この国際シンポジウムの開催にあたり、ご後援いただきました総務庁に対しまして心から御礼を申し上げますとともに、このシンポジウムは日本財団から援助・補助を頂いて実施をしているものでございますので、このご支援に対しましても心から御礼を申し上げまして、私の開会のご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
