日本財団 図書館


8 その他(ワープロ文書,インターネット等により発信される防災関係資料等)

 

(1)対象とするデータのデジタル化方法

 

その他のデータとしては,ワープロ文書化された防災関係資料,インターネットやパソコン通信により発信される防災関係資料がある。

これらの書類は既にデジタル化されているので,データの初期入力については特に考慮しなくてもよいと思われるが,取得したデータを利用しやすくするために利用者の日常の作業環境と適合するよう,効率的にデータを変換・標準化する方法が考慮される必要がある。

具体的には,利用者自身が普段使用しているワープロソフトやデータベースソフトへのコンバージョン(変換)やテキスト(文字)形式データへの標準化(一般的なフォーマットの文字データへの変換)などである。

 

(2)デジタル化資料の有効利用

 

また,近年,インターネット上で沢山のデータが発信,検索,取得されてきたが,これらの取得データや各種防災関係資料をどのように整理・蓄積し,次の作成物に反映して行くかは今後の課題と思われる。

使いやすいデータベースなどを用いて,データや資料のカテゴリー分けをきちんと行い,後に作業を行うときには目的のデータが素早く検索できるようなシステムの整備が望まれる。

また,特定の検索条項を入力すると,自動的にデータを拾い集めてくれるようなシステムも効率の面から見ると有効と思われる。そのためには,各自のコンテンツを見やすく整備したり情報を発信する側としてのマナーなども考慮にいれて,インターネット・ネットワークを使いこなしていく必要があると思われる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION