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甲板上機器類の着氷防止技術に関する調査研究報告書

 事業名 甲板上機器類の着氷防止技術に関する調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


第1章 調査研究の目的

 

寒冷地域における固有の災害の要因として雪や氷があり、これに起因する事故として道路の凍結、道路標識の確認不能、電線の断線、鉄塔の倒壊、船舶の横転、航空機の航行障害、住居地域の落雪事故等枚挙にいとまがないほど発生している。

このため、古くから各分野ごとにその原因究明や対策が研究されてきており、我が国でも第二次世界大戦中に、航空機の翼やプロペラの着氷防止研究が行われたの報告があり、また、世界でも1950年代後半には活発な研究が行われ、その成果が発表されている。1)

 

1.1 陸上設備について

陸上設備においては一般生活や産業活動に直接的に影響を与えるため、さまざまな機関で積極的な研究がなされ、送電線へのSRリングやダンパの開発、道路交通標識の取り付け方法の改善等実用化が図られ採用されている。

着雪氷を防止または軽減させる方法として、雪や氷の物体上への付着そのものを防止するか、堆積した雪氷を除去する方法が考えられ、この両観点からこれまでにもさまざまな機関で研究されてきており、最近の例としては、平成4年から6年の3カ年にわたって北海道立工業試験場、北海道大学低温科学研究所、その他が産学官の共同研究として「着雪氷防止材料の開発とその応用技術に関する研究」というテーマで研究を行っている。

この報告書1)によれば、「着雪氷とは雪・氷が物体に付着することを言い、着雪は一般的に温度が0℃に近づくほど付着性が増し、さらに雪が湿って水を含むと、その表面張力によって特に付着しやすくなる。着氷には、大気中の水蒸気が昇華凝固してできる樹霜や過冷却状態の雨や水しぶきなどが物体に付着し凍結するものがあり、湿り雪が付着したあと、気温が下がり凍着することもある。着雪氷の防止方法は構造物や部位、または環境によっても異なるが、一般的には次のごとくまとめられる。

 

@熱エネルギーによる方法

・エンジンの余熱

・電熱ヒータ

・ヒートパイプ

・蒸気、温水などの直接吹き付け

A化学物質による方法

・各種の塩類

・グリコール類、グリース類

B物理化学的方法

・ポリマーコーティング

C物理的方法

・圧搾空気の吹き付け

・圧搾空気による変形

・難着氷性素材の使用

 

 

 

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更新日: 2019年10月19日

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