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○微生物相(下層)…生態系への影響、変化を早期に把握する上で意義が大きい

○捕食性動物相(上層)…有害物質の生物蓄積の実態を把握する上で意義が大きい

 

<生物・生態系のモニタリング研究開発例 -微生物コミュニティーのモニタリング>

ここでは、生物・生態系のモニタリングに関する手法研究開発の一例として、微生物相のモニタリングを取りあげる(図5-4)。食物連鎖の最下層に位置する微生物相をモニタリングし、生物・生態系への環境負荷(環境圧)を直接測定する手法を研究開発しようとするものである(表5-3)。

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海の微生物群集は貧栄養状態にあるので、外からの物質投入に敏感に反応する。微生物群集すなわち複合微生物を知ることは、自然が受ける変化を手にすることである。

 

複合微生物群集にかかる環境圧をモニターする手法は、大きく次の4種類が考えられる(表5-3)。

 

 

 

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