課題の一覧表(表 3-1〜3-4)においては、内容に加えて、研究開発の時間的特性を検討した。現在までに得られている科学的知見と問題の緊急性、対策手法の研究開発を行う際に必要となる期間を総合的に分析・評価して、時間的な特性に応じた2つの区分とした。
○短期的課題(〜5年程度)
・今後5年程度の間に課題への取り組みが求められるもの
・現在までの科学的知見に基づいて対策手法の研究開発への着手が必要なもの
○中長期的課題(5年程度〜)
・現時点では研究手法の確立が行えないもの
・長期間に及ぶ観測データや調査データが必要となるもの
・今後の環境変化によって顕在化されてくると考えられるもの
課題の中には、早期に研究の振興が求められ、かつ中長期的を見越して取り組まなければならないものもある。それらは、短期的課題と中長期的課題の両方に含めている。