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乗降客が多く、この駅に隣接している駅前の幹線道路はミニバン、バス、タクシーなどで一日中混雑している。この理由としてはジャティネガラ駅の駅前広場が非常に狭隘であり、将来拡張できるようなスペースがないことが挙げられる。

 

(c) 信号設備

 

中央線〜ボゴール線における信号機は全線自動化されているが、東西線の環状線は未だに自動化されていない。このため、ジャボタベック鉄道での列車運転は信号の見落しなどによる事故が多発している。

 

(d) 電化

 

ジャボタベック鉄道圏内で電化されていないのは、セルボン線とタンゲラン線だけであるが、電車の両数が少ないこともあり、電化設備が有効に生きているとは言えないのが実情である。なお、ベカシ線はベカシ駅までしか電化されていない。

 

(e) 車両

 

先にも述べたが、車両が少ないため需要に見合った列車ダイヤを組んでいない。また、中・長距離列車の運行を偏重しているため、コミュータトレインの運行は大幅に切り捨てられているのが現状である。さらに追突、脱線等の事故により多くの車両が損失している。さらに故障した車両の修復に時間がかかるのも車両不足の一因になっている。

 

 

 

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