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(A)最大粒径100mmの19mm篩上試料(最大水分値計測用):約10kg

(B)最大粒径19mmの試料(実験室円錐貫入試験用):約40kg

(C)最大粒径19mmの6.7mm篩上試料(最大水分値計測用):約3kg

(D)最大粒径6.7mm(一面剪断試験用):約20kg

これらの試料を現場において効率良く準備するには、以下の手順が適当である。但し、通過重量百分率は70〜90%としている。

(1)最大粒径100mmの試料(水分値の低いもの)を約200kg用意する。

(2)試料を19mmで篩い分けする。その際、篩上試料及び篩下試料の重量を計測する。これにより、篩下試料(最大粒径19mm)が少なくとも約140kg、篩上試料が少なくとも約20kg得られる。

(3)篩上試料、篩下試料を縮分し、代表試料の水分値を計測する。各10kg程度とする。

(4)篩上試料約10kgを保管する(試料A)。

(5)最大粒径19mmの試料を縮分して、約40kgを取り分け、保管する(試料B)。

(6)最大粒径19mmの試料のうち約80kgは、6.7mmで篩い分けする。その際、篩上試料及び篩下試料の重量を計測する。これにより、篩下試料(最大粒径6.7mm)は少なくとも約55kg、篩上試料は少なくとも約8kgが得られる。

(7)篩上試料及び篩下試料を縮分し、代表試料の重量を計測する。各5kg程度とする。

(8)篩上試料約3kgを保管する(試料C)。

(9)最大粒径6.7mmの試料を縮分して、約20kgを取り分け、保管する(試料D)。最初に準備すべき試料の量は通過重量百分率によっても変わるため、実際にはさらに少ない試料で実験できるものと思われる。

 

 

 

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