(7)医療情報トータルシステム(市立病院医事会計)
(8)市立図書館システム
7-2 アプリケーション・パッケージ選定における体制
現在の本市情報管理課の職員は11名(課長、補佐、係長、主査、主事×7)であり、現今の社会情勢からみても職員数の増加は望むべくもない。
基幹業務がホストコンピュータ中心システムであるため、アプリケーション・パッケージの選定においてもメインフレーマの提案システム中心とならざるをえないのが実情である。選択肢の幅がかなり狭い訳であるが、システムとしての一貫性、統合性は確保できる。また、これはシステム保守の省力化につながるものである。
しかし、今後クライアント・サーバシステム等の分散型システムの導入に際しては、アプローチの方法を変えることが適切であると考えている。
選定の体制は、情報管理課と依頼原課担当者による開発チームの編成に端を発する。
メーカー照会―他市導入事例調査―デモ―依頼原課承認―採用決定と決定プロセスにおける目新しさはない。
採用に当たってのポイントは、
(1)ソフトウェア品質の確保(信頼性)
(2)エンドユーザニーズの網羅性
(3)システム構造の洗練度
(4)システムの発展性
(5)運用管理の容易性と保守性
(6)費用対効果
に力点をおいて採用時評価を行っているが、直感的、定性的な評価となり担当者の実務経験と技術力に左右されてしまう。
7-3 カスタマイズ範囲の検討
情報管理課と依頼原課担当者による開発チームにベンダーSEを加えて開発が始まるが、開発方法としてウォーターフォールアプローチが主流である。
本市では、工数配分として4:2:4(要件定義・基本設計フェーズ:プログラミングフェーズ:テスティングフェーズ)の比率を採用している。