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優先度の設定基準自体はアプリケーション・パッケージの利用に対する方針によって大きく二つに分かれる。

 

(1) アプリケーション・パッケージによる業務改革を目指す場合

アプリケーション・パッケージによる業務改革を目指す場合には、アプリケーション・パッケージの想定している業務の流れに対するカスタマイズは行わず、庁外向けの帳票における地方公共団体の名称等の最低限必要な修正を行うにとどめることになる。

 

(2) 現行業務をアプリケーション・パッケージの利用によってシステム化しようとする場合

現行業務をアプリケーション・パッケージの利用によってシステム化しようとする場合には、現行業務との乖離が大きい部分のカスタマイズ優先度が高く設定されることになる。考え方としては、業務の流れと使用しているデータ項目に関するカスタマイズの優先度が最も高く設定される。既存の他システムとの相互運用性を重視する場合には、使用している各種コードの変更も重要なカスタマイズ項目として挙げられる。次いで画面設計や帳票設計のカスタマイズが優先されよう。

カスタマイズ要件の抽出と優先度の設定は業務上の要求である点から業務所管課が主体となって行う。

 

 

 

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