水門の操作
?@ 遠方監視および操作
藤枝土木事務所と栃山川水門の間は、NTT専用回線と無線回線によって接続されています。もしNTT回線が故障しても、自動的に無線回線に切り替ります。藤枝土木事務所に設置されている操作盤内には、操作ボタン、表示ランプの他に、ITVテレビ(静止画)、プリンター、操作室や機械室との専用電話が設置されており、遠方監視および水門の開閉操作が安全かつ確実に行えるようになっています。
?A 地震発生時の自動操作
水門操作室内に設置された3基の感震器の内2基が250ガル(震度5)以上を検知した場合は、水門は自動的に降下し、津波の来襲に備えます。水門を動かす動力は図に示すように、商用電源、自家用発電機、急降下装置の3系統があり、不具合がある場合は自動的に操作が引継がれます。
?B 遠方操作・機側操作
水門現地の操作室内にある「遠方操作盤」から、商用電源と自家用発電機による水門の開閉操作が出来ます。また各機械室内の「機側操作盤」からも1門ずつの開閉操作が出来ます。
?C 機側における急降下操作
水門現地の4号機械室内に設置されている「非常電源装置」に設けられている急降下釦を押すことにより、急降下装置を使って3門同時に自重降下させることができます。