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収容総数11,000世帯39,200人

(避難所別収容内訳はO.H.P標示され,図示係がS市被害想定平面図に標示)

(キ)防役対策

薬品,散布機の準備は完了。明朝6時(10月6日より,津波浸水域の散布作業開始予定。

イ.資機材関係

(ア)食糧及び生活用品

全避難所収容者に対して,食糧4日分(但し3日間は携帯食糧があることを考慮して1/2とした)約100,000食分を配給した。

また,収容戸11,000戸に対して,生活用品を配給した。

ウ.交通輸送関係

(ア)道路

道路破壊,落橋の被災箇所はO.H.Pに標示され,図示係が,S市被害想定平面図に標示。

道路啓開の目標は次の通りである。

緊急道路   国道1号線      3日以内

国道149,150号線,東名高速道路   7日以内

国道52号線            30日以内

市内幹線   現在一部作業中,3日間程度で,市内の6割開通見込

(イ)鉄道

不通,復旧の見込みなし。

(ウ)港湾

現在,応急復旧について検討中である。船舶による物資,人員の輸送開始は,3日後(10月8日 12時)の予定。

エ. ライフライン

(ア)水道

配管の破損により,断水状態。

現在の市内各地の配水池貯蓄量は次の通り。

A配水池  10,000t

B 〃    10,000t

今後の給水計画は,次の通りである。

被災当日   災害対策保有飲料水を使用

2日〜3日  水槽タンクに依る拠点給水

4日〜7日  給水車による給水

7日〜    仮設配管給水

(イ)電力,ガス,電話

使用不能。  復旧には相当日数がかかる模様。

オ.支援関係

自衛隊の先発部隊120人が本日(10月5日)16時30分頃,ヘリコプターで到着の予定。

力.訓練テーマに関する状況設定

(ア)残留観光客の状態

観光客の人数は,240人であり,その内5人(老人)が病気で,医療施設への収容が必要である。

(イ)避難道路の被害状況

避難道路は,最も最適と思われるS市の道路ルートに於いて,樹上による埋没が2ケ所発生。

この啓開には,簡易復旧(1ケ所当り200mの土砂排除)で,徒歩での通行が可能となる見込。

(ウ)緊急物資の調達先(県支部)

隣接の県都N市流通センター

隣接の県都N市K総合運動場(物資集積場所)

(エ)使用可能ヘリコプター

 

 

 

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