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滞留旅客対策

”市内○○平の頂上付近に,大型バス5台に分乗して来たと思われる,200〜300人の観光客が残留している。

この救援対策を講ぜよ。”(訓練参加者全員にプリント配付O.H..Pにても標示) 

2.付与状況

被災状況並に訓練テーマの背景となる付与状況は,訓練参加者全員にプリントを配付し,訓練開始とともに,「統制」よりO.H.Pを使用して概要説明を行い,その間に図示係が,S市被害想定平面図に被害状況,現在までの主要事項等を標棋及び記入方式にて表示し,S市被害想定平面図を作成した。

また,訓練途中に於ける状況の付与は,その都度,必要に応じ「統制」より通信票に依り示されている。

当初の訓練テーマの背景としての付与状況,及び,それに依り作成されたS市被害想定平面図は次に示す通りであった。

 

(1)発災より訓練開始までの時間的経緯

199-1.gif

(2)被災状況並に現在までの救援活動状況(10月5日 16時10分 現在)

ア.医療保健関係

(ア)人的被害

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(イ)家屋倒壊及び被災人口

199-3.gif

(ウ)火災発生状況

大規模火災なし。小規模火災はほとんど消火の模様。

(エ)滞留旅客対策

市内各駅及びバスターミナルの滞留旅客は,最寄りの広域避難地に避難。

(オ)医療救護対策

救護施設の開設状況は次の通りである。

市内救護病院   4ケ所

仮設救護病院   5ケ所

救護所      70ケ所

また,各施設は,充足状態である。

(カ)避難所開設

市内41校の小,中,高校を避難所として開設。

 

 

 

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