また、都心周辺には未来型都市空間として海上都市群の建設が進んでいる。
西神・北神地域は、都市型近郊農業地域として古くから発展してきたが、一方ではニュータウンやインダストリアルパークの整備により急速に都市化が進んでいる。
耐火建造物は、中央区西部に密度が高く分布しているが、その他の地域は分散的である。
特に、木造家屋の密集している地域は、灘区、中央区東部、兵庫区、長田区である。
石油コンビナート等特別防災区域は、東部第2工区、東部第1工区、灘区灘浜町、西部第1工区等で、最大規模は西部第1工区である。
5 都市活動の特性
?@交 通
既成市街地域には、JR、私鉄、市営地下鉄等の鉄軌道及び阪神高速道路、国道2号線、国道43号線が集中し東西を結ぶ大動脈となっている。また、海運の拠点もこれらに近接している。
内陸部には、中国縦貫自動車道が東西方向にのびており、山陽自動車道の整備が進められている。
これらに加え、既成市街地域と西神・北神地域との連絡手段として、市営地下飲などの鉄軌道や新神戸トンネル、六甲北有料道路、山麓バイパス等が整備され、南北方向への交通インフラの整備が強化されつつある。
また、将来明石海峡大橋の完成により、本州四国連絡道路が大阪湾岸道路、神戸西バイパス、西神自動車道路と結ばれ広域交通ネットワークが形成される。
?A上下水道・エネルギー
神戸市は、千苅貯水池、烏原貯水池等の水資源を有しているが、自己水源として占める割合は低く、琵琶湖・淀川水系に大部分を依存しており、阪神水道企業団から