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神戸市の概要

 

市域は東西36.1km,南北29.7km,面積547km2。既成市街地の人口は全体の約73%を占めている。中心市街地は,臨海郡に港湾・工業地帯,山ろく部に住居地帯,その中間部に住・商混在地帯という三層構造を形成している。また,都市周辺には海岸部埋立により海上都市群の建設が進んでいる。西神・北神地域は,都市型近郊農業地域として発展してきたが,一方ではニュータウンやインダストリアルパークの整備により急速に都市化が進んでいる。灘区,中央区,東部,兵庫区,長田区には木造家屋が密集している。(震災前の時点における概要)

平成7年国勢調査人口  1,423,792人 (平成2年国勢調査人口 1,477,410人)

平成8年度決算 歳出総額  1,338,805百万円  財政力指数  0.73

(参考)「震災前の神戸の特性」

(神戸市消防局「阪神・淡路大震災 神戸市域における消防活動の記録」から抜粋)

1 面積

明治22年の市制施行以降、周辺市町の合併と海岸部埋立により、市域は、東西36.1km、南北29.7km、面積547km2となっている。

2 人口

市域の人口は、約152万人である(平成7年1月)。

既成市街地域(東灘区〜垂水区)の人口は、ほぼ横ばいであり、西神・北神地域では、増加傾向にある。

また、既成市街地域の人口は、市域の約73%を占めており、西神・北神地域に比べて老齢人口は高くなっている。

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人口密度は,既成市街地域で約6,600人/km2、西神・北神地域では,約1,100人/km2である。

 

 

 

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