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液体自動車用代替燃料の大量輸送の場合、通常、最大積載量の標準燃料タンクローリーは、ほぼ同様の10,000ガロンである。従って、大規模な流出の危険性は、主として燃えている蒸気/空気の混合気、熱放射率および火炎放射レベルの物理的特性に左右される。事業所での貯蔵の場合、大まかに言って、同等の規模の事業所にとって、要求される貯蔵量は燃料のエネルギー密度に基づくディーゼル燃料の上単位の質量(kg)を考えた場合、以下の燃料の等価量(左側の欄に示されている)が、同じ距離を走行するのに必要とされる。(これはエンジンの燃料効率も含む)

 

自動車用液体代替燃料の大規模な流出による火災の規模は、貯蔵タンクから流出した燃料の量に左右される。液体のプールに対し、深さを一定と仮定すれば、その区域は容量と直接比例するであろう。参照としてディーゼル燃料を使った場合、右側の欄は、同等の運行距離を走行するために貯蔵される必要がある液体燃料の相対的な容量を示している。

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事業所の全体的な貯蔵能力が、いくつかの貯蔵タンクの使用を必要とするかもしれないとを注目すべきである。その場合、流出からの火災の最大規模は、1つのタンクの容量に基づくであろう。

 

 

 

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