「代替燃料の製造、大量輸送および大量貯蔵」は燃料を製造の観点から運輸事業者の施設での使用に移すことに伴う危険性に焦点をあてる。第2章、「運輸事業者による代替燃料の使用」は代替燃料自動車の運行、給油、整備に焦点をあてる。両方とも以下の燃料に関する議論を含んでいる。
o 圧縮天然ガス(CNG)
o 液化天然ガス(LNG)
o プロパン
o メタノールおよびメタノール混合物
o エタノールおよびエタノール混合物
o バイオディーゼル
o 水素
o 電気
第1章では、個々の代替燃料に適用できる要因、安全に関する事項、健康に関する事項および環境に関する事項について検討を行う。安全に関する事項には以下のものが含まれる:
o 火災の危険性に影響を与える一般的な要因
o 輸送中の火災の危険性
o 貯蔵所への荷下ろし中の火災の危険性
o 時蔵中の火災の危険性
o その他の危険性(例えば、高圧、低温等)
第2章は、個別の代替燃料が持つ危険性の要約リストに関するものである。
代替燃料の危険性について検討されている危険性の要因は、以下の違いである。
1. 引火性
2. 腐食性
3. 有害性(窒息を含む)
4. 高圧
5. 高温
6. 低温
7. 機械的エネルギー
8. 電気的エネルギー
本ライブラリーは、危険性を幅広く紹介するや)のではあるが、こうした危険性を順位付けまたは比較するリスク評価とはなっていない。
3. 代替燃料の製造、大量輸送および大量貯蔵
3.1 はじめに
本章では、代替燃料の安全性、健康面および環境面の影響など、以下の点について説明を行う。
o 概要(製造原料と燃料の一般的性質の簡単な要約)
o 安全性に関する事項
(a)火災の危険性に影響を与える一般的特性