日本財団 図書館


3. 列車速度を利用する方法

 

踏切の警報制御点(最も早い列車に対して踏切の最小警報時間を確保できる地点)で列車の速度を検出して、列車速度に応じて警報開始時期を遅らせることにより、警報時間の均一化を図る方法である。

警報開始時期を遅らせる時間T(秒)は、検出速度から最大力行して踏切まで走行した場合、踏切までに到達する時間T0(秒)と最小警報時間Tmin(秒)の差T0-Tmin(秒)で求められる。

例えば、図2において、警報制御点での列車速度がV1(km/h)の例では警報制御点から最大力行し、線区の最大速度に到達した後等速走行すると想定した場合の踏切到達時間を求めることにより上記Tを算出できる。

この方法は、ラッシュ時間帯のように列車密度が高まり、YGやY運転をする列車が多くなって列車速度が低下するような場合には効果がある。しかし、警報開始点から踏切までの到達時間は、検出速度から常に最大力行するとの予測に基づき求めるため、速度検出後に最大力行以外の走行をした場合は、警報時間は長くなる。

 

097-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION