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モデル地区は、夏祭、港祭、花火大会等行事の多い地域であり、モデル地区推進員をはじめ、ボランティアにも働きかけて防犯パトロール班を編成し、街頭補導・カギ掛け等犯罪被害の防止に努めた。

ウ 誘拐並びに事故防止教室

6月20日宮前小学校体育館において小学1年生132人、校長、教員、PTA役員・モデル地区推進員等160人に対し

・誘拐防止等を腹話術で、また、交通安全協会指導員が外で遊ぶとき守ってほしいこと

・誘拐防止ビデオ「しらないひとなんかについていかないぞ」

・水の事故防止を婦人警察員が夏休みに向けての海や川に遊びに行くときの注意

をそれぞれ説明、6月24日には、NHK総合テレビ「ダンラン防犯・誘拐防止」が放映され、誘拐並びに事故防止に効果があった。

エ 少年の非行防止主張大会

7月11日高浜中学校体育館において高浜中学校全校生徒333人ほか、全職員、PTA、管内9中学校代表者、校長、生徒主事、松山市教育委員会、モデル地区推進員等の参集を得て少年非行防止主張大会を開催し、管内9中学校の代表者が非行防止や健全育成、いじめ問題に対する意見や提言を発表し、規範意識の高揚やいじめ根絶の自覚を促し、成果が認められた。内容は、テレビ、新聞で報道された。

オ 松山西地区初発型非行防止対策推進協議会

10月15日、松山西警察署3階会議室において、松山西署管内スーパー、書店、モデル地区推進指導員等計25名が少年犯罪・少年非行の増加にともなう初発型非行についての現状と対策について協議した。

カ 安全活動促進モデル地区推進員、防犯相談所長等に対する防災教室

1月16日、松山西警察署3階会議室において、モデル地区推進員等25名に対し阪神淡路大震災に学ぶ「地震の備えは大丈夫ですか」のビデオを上映し、松山市における大震災の防災対策等について検討した。

(3)薬物乱用防止活動

ア 薬物乱用防止パイロット地区指定

モデル地区は松山西署管内の中心部で風俗営業所をはじめスーパーマーケット、商店街が集中しており、また三津浜駅、松山港があることから人の流れが多く、暴力団・右翼標榜暴力団が存在、管内の犯罪多発地区であることから、モデル地区推進員の他に保護司、薬剤師会、民生児童委員等30名を推進委員に委嘱し、薬物乱用防止活動を実施している。

イ 少年の薬物乱用防止うちわポスター展

少年の薬物乱用を未然に防止するため、松山西署管内5高校15中学校から少年の薬物乱用防止うちわポスターを募集した。応募作品高校8点中学校67点を「青少年を非行から守る強調月間中」7月22日〜7月31日の間、モデル地区内三津浜フジスーパーに展示し、また8月11日〜8月20日の間優秀作品20点を愛媛県警察本部ロビーに展示し、薬物に手を出さない意識づけに効果があった。

 

 

 

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