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1 都道府県名

 

鳥取県

 

2 モデル地区名

 

八橋警察署管内地域防犯活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

 

(1)地域安全情報の編集等

○ 地域安全情報の交換を行うため、管内4町の町長、総務課長、地域防犯推進貝等各種ボランティア代表の参加を得て「生活安全シンポジューム」「住民対話集会」を開催し、地域防犯活動への支援を行った。

○ 犯罪発生状況等を掲載した「町の安全ニュース」を作成、関係先に配布した。

(2)犯罪等発生抑止のための活動

○ 管内、周辺地区において幼児対象のいわゆる「声かけ事案」が頻発したことから地域防犯推進員が中心となり、早期に「こどもSOS連絡所」59箇所を設置し、町教育委員会、学校、保護者等との連携による未然防止活動に取組んだ。

○ 少年による薬物乱用防止活動の一環として、管内の2高校、4中学校の生徒を対象に「薬物乱用防止教室」を開崔するとともに、アンケート調査、チラシ配布を実施した。また管内のタクシー、自動車学校教習軍にステッカーを貼付、ケーブルテレビを通じての広報を展開した。

○ 地域防犯推進員が中心となり、管内4町議会に働き掛けを行った結果「違法銃器根絶決議」が全町において揃って採択された。

(3)犯罪等に遭いやすい者の連絡活動

○ 各町単位に実施されていた高齢者サービス調整事業を支援し、管内の開系先と連携して「はいかい老人SOSネットワーク」を構築した。

(4)困りごと相談ネットワーク活動

○ 犯罪被害者保護の観点から、東伯町八橋公民館の1室を「被害者対策相談室」に指定し活用を図った。

○ 高齢者対象の交通安全講習会など各種会合を通じて、悪徳商法に対するチラシを配布するなど被害防止活動を推進した。

(5)犯罪等に遭わないための居住環境整備活動

○ JR駅前野輸場における自転車盗防止のため地域防犯推進員が中心となり、町担当者とともに自転車防犯点検ならびに施設の点検整備を実施した。

 

4 活動事例

 

当地区においては、平成9年1月に管内4町が揃って「生活安全条例」を制定したこと、及び「地域安全活動促進モデル地区」に指定されたことに伴い、当面推進すべき施策を検討するため、4町総務課長、地域防犯推進員、各種ボランティア団体の代表者等の参加を得て、「生活安全シンポジウム」を開催した。その結果、地域住民の側にたった視点から、光面、高齢者と少年をとらえた被害者対策を推進することで同意を得、4町・民間事業所・自治会・警察をネットワークとした「はいかい老人SOSネットワーク」を構築した。

 

 

 

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