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1 都道府県名

 

福井県

 

2 モデル地区名

 

敦賀地区地域安全活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

(1)「親子フェステイバル」を大々的に開催

平成9年度の「モデル地区」に指定されたのを受けて大規模なイベントを計画し、5月18日、敦賀の名勝「気比の松原」グラゥンドにおいて、推進員をはじめ、少年警察協助員、防犯隊、警察犬協力会、海上保安庁、JR西日本など9団体共催により、「親子フェスティバル」を開催した。

これは、親子や子供たち仲間が、自然に親しみながらふれあい、社会参加を啓発するのが目的で、市内の親子約500名が参加して、海岸線の空きカン拾いや記念手形の採集を行ったほか、防犯キャラバン車による薬物、けん銃、いじめに関するビデオ上映による広報を行い終日にぎわった。

(2)「警部交番」開所に伴う記念広報活動

今春、敦賀市内の神宮前交番が「警部交番」に格上げ、増強されたのを記念して、6月5日、同交番前において、敦賀市出身の元宝塚スター 峰 さを理さんを一日所長に招き、開所セレモニーが行われた。この行事には、推進員全員をはじめ、交番連絡所協議会、防犯隊、市役所および近くの幼稚園児等約100名が参列し、“峰所長”が、「ここは子供のころよく通った思い出の交番、市民の安全を守るためより一層の活躍を」と挨拶。このあと、全員が市内をパレードしながらショッピングセンターに移動し、大勢の市民の見守る中、薬物乱用、少年の非行防止等のパンフを配布して、地域安全の広報を行った。

(3)「ふるさとまつり」における各団体合同の地域安全活動

8月2日、市内粟野中学校グラゥンドにおいて、市民約800名が参加して「あわのふるさとまつり」が開催されたのに伴い、推進員をはじめ、少年警察協助員、防犯連絡所、防犯隊、交通指導員、学校教員、PTAなど10団体から約80名のボランティアが出動してペアを組み、犯罪の予防、少年の非行防止の巡回を行ったほか、防犯キャラバン車、移動交番車によりビデオ、パネルによる、いじめ、誘拐、悪質商法、交通事故、薬物乱用の防止等に関する広報を行った。

夏祭りの機会を利用しての、合同による大規模な地域安全活動は初めてであり、地域住民から、ボランティア活動が理解され、「安全で安心なまつり」と好評を得た。

(4)防犯診断および女性参加による防犯懇談会の開催

全国運動期間前日の10月10日夜、今年に入ってから自転車盗難等の発生が目立つ敦賀市荻野町内一円において、推進員、防犯隊、荻野町自主防災会(同町独自のボランティア組織で会員30名)等55名が出動して、一斉防犯診断を行い、戸締り、路上駐車、自転車の無施錠に対する警告、指導を行った。

その後、場所を同町公民館に移し、町内婦人部23名も加わり、薬物、誘拐、少年非行防止に関するビデオを観賞したあと、「安全で住みよい街づくり」のための懇談会を行っ

 

 

 

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