日本財団 図書館


1 都道府県名

 

長野県

 

2 モデル地区名

 

大町地区防犯協会ホワイト・スノー環境浄化推進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

 

県防連・長野県警は、冬期オリンピック開催を機に、県民の安全意識の高揚とボランティア活動を通じた社会参加を促進して、永続的な地域安全活動「長野オリンピック・パラリンピック ホワイトスノー作戦」を展開中であるが、大町地区防犯協会の管内においても、ジャンプ、アルペン等の競技大会が行われ選手・大会役員はじめ、多くの観客が訪れることから次の3点を活動の重点とした。

(1)「自分たちの町の安全は自分たちの手で守る」という安全意識の普及高揚

(2)防犯パトロールによる危険箇所の点検活動

(3)暴力団排除活動の促進による環境浄化活動の充実強化

 

4 活動事例

 

(1)安全意識の普及高揚

ア 「地域安全研修会」の開催

市民総参加による地域安全運動を推進するため、モデル地区が計画した「地域安全研修会」には、大町市防犯事務責任者である市総務課長の参加を得て、市民の安全意識の普及高揚につとめた。

会議は、年三回春の地域安全運動、全国地域安全運動、年末特別警戒の都度開催され、市関係者をはじめ、防犯指導員、防犯女性部員、少年友の会員、自治会役員、飲食店組合員、消防団員等の役員が出席した。

春の地域安全運動開始まえには、「モデル地区」の指定の趣旨・「ホワイト・スノー作戦」の概要説明、防犯パトロール隊の編成ならびにパトロール隊の任務である危険箇所の点検活動の実施要領等活動の重点が示された。

全国地域安全運動時には、パトロール隊の活動の成果の報告、実施結果の反省等が行われた。

年末特別警戒時には、活動の反省が行われたほか、現在のパトロールを継続していくことなどが再確認された。

イ 「防犯当番制度」の促進と定着化

モデル地区では、現在、「市民総参加の防犯当番制度」をめざして自治会単位の輪番制で防犯当番札を玄関等に一週聞ぐらい掲げる運動を現在推進している。

この運動が定着すれば、市民の防犯意識はかなり高まり、地域安全活動にも理解と協力が得られるものと思われる。

ウ 他県の地域防犯協会との交流

「モデル地区」の推進委員14名が、9月に全員ブレザー、帽子を着用、富山県防犯協会連合会の下部組織である氷見市防犯協会を訪れ、それぞれの地域安全活動について意見交換を行い今後の交流を約した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION