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(2)防犯パトロールによる危険箇所の点検活動

ア 春の地域安全運動

5人1組のパトロール隊6班を編成し、地域安全運動期間中に1〜2班が活動できる体制を確立した。

大北防犯協会が作成した「防犯診断カード」を活用し、キー付き車両の防犯診断、駐輪場の自転車の二重ロック、自転車防犯登録の推進、防犯灯の点検活動等を実施し、不備な防犯灯については、自治会役員等に対して改善要請を行った。

イ 全国地域安全運動

春の地域安全運動のときよりパトロール隊が増強された。また運動期間中の活動も自主的に決めるなど自主防犯体制が確立された。

点検活動の重点は、

・防犯灯の設置状況 不備欠陥の発見

・駐車(輪)場の管理体制と防犯設備の状況

・廃屋・空き家等の実態把握

・有害自動販売機の設置状況

・自転車防犯登録の推進

等におき、点検活動を実施した。

実施した結果は、大町市の防犯事務担当者、またはその他の管理者等に提言した。

ウ 年末特別警戒

パトロールは、期間中一回も休むことなく実施した。

JR大町駅前の商店街や飲食店街を中心にパトロールを実施、大北防犯協会が作成した年末警戒用のビラを通行人、通行車両等に配布、年末特別警戒を広報啓発した。

(3)暴力団排除活動の促進による環境浄化活動の充実強化

5月の全国暴力団総合対策特別強化月間にあわせ、大北防犯協会管内の大町飲食店組合、中央飲食店組合、旅行組合、地区遊技場防犯協会等に対して、大北防犯協会連合会が作成した「暴力団排除の店」のステッカーの全店掲出依頼及び掲出確認活動を展開、暴力団排除意識の高揚に努めた。

 

5 モデル地区活動の効果

 

(1)地域安全活動期間中の自主防犯パトロールの定着化

モデル地区活動を推進した結果、これまでの警察官との共同による防犯パトロールから、モデル地区の推進委員が企画立案した自主的な防犯パトロールが実施されるようになり、地域安全期間中の自主防犯パトロールが定着してきた。

(2)自治体との良好な連携

地域安全研修会に市の防犯担当課長が出席するなど自治体を巻き込んだ幅広い地域安全活動が実施できた。

モデル地区の「防犯パトロールによる危険箇所の点検活動」に基づく提言により防犯灯の新設、市営駐輪場における「自転車盗難防止のための看板設置」など積極的な協力が得られ自治体との連携が一層強化された。

 

 

 

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