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1 都道府県名

 

福島県

 

2 モデル地区名

 

防犯モデル団地「美郷ガーデンシティ」

 

3 重点となる活動項目

 

(1)防犯灯診断と設置要請活動の推進

住居環境そものもを犯罪等に強い構造にしていくというハード面からの防犯対策強化の一環として、防犯灯の必要箇所の点検と行政等関係機関に対する設置要請活動を推進した。

(2)各家庭門灯一斉点灯運動の推進

「環境設計による犯罪のない街づくり運動」を推進するためには、そこに居住する住民自らが、安全で快適な生活環境づくりを自覚する必要があることから、夜間の一定時間に各家庭の門灯を一斉に点灯する運動を展開した。

(3)地域安全パトロールの強化

地区の実態把握と各種の事作事故の未然防止のため、地域安全活動推進員が防犯協会松川支部や福島地区防犯指導隊松川分隊と連携して、地域安全パトロールを定期的に実施した。

(4)各種防犯診断及び危険箇所等の点検活動の推進

地区住民と協力し、団地内の各家庭、駐車車両、防犯灯はもとより、空家、空地、公園、道路、樹木等の防犯環境の点検、診断を実施し、暗がりや死角、危険箇所、問題箇所等をなくすための活動を推進した。

(5)地域安全懇談会等各種会議の開催

防犯モデル団地推進協議会、防犯協会及び防犯指導隊と連携して、定期的な地域安全活動会議を開催するとともに、地域住民に対する安全意識の啓蒙と地域安全活動の底辺拡大化を図るため、自治会の協力を得て各種会合等の合間を利用した「5分間地域安全井戸端会議」を数多く開催した。

(6)地域安全広報啓発活動の推進

団地住民に対する安全意識の啓蒙と地域安全運動への参加を呼び掛けるため、防犯モデル田地ニュースやチラシを作成し、防犯環境の現状や地域安全活動の取組み状況を広報するとともに、地区防犯協会等の協力により、盗難防止のための路面表示ステッカー「かぎ だいじょうぶ?」 マークを考案し、団地の歩道や自宅入り口等に貼付し、安全意識の高揚に努めた。

(7)放置向転車の整理と二重ロック活動の推進

団地の最寄り駅であるJR松川駅周辺の自転車駐輪場の放置自転車の整理撤去活動と中学生、高校生に対する自転車の二重ロックのための防犯広報を推進した。

(8)地域コミュニティーの醸成と地域安全意識の浸透

地域安全活動推進員が、モデル団地内の催しものや各種活動に積極的に参画し、地域住民のふれあいを通した連帯意識を醸成し、「自分たちの地域は、自分たちで守る。」との安全意識の浸透を図った。

 

 

 

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