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1 都道府県名

 

山形県

 

2 モデル地区名

 

天童地域安全活動推進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

 

(1)防犯広報活動

(2)防犯診断の実施

(3)麻薬・覚醒剤乱用防止の推進

(4)有害環境浄化活動

(5)天童駅前クリーン活動の推進

(6)防犯ブザーの寄贈

 

4 活動事例

 

(1)防犯広報活動

毎月10日、20日、30日を防犯広報の日と定め、防犯広報車と警察署のパトカー、消防団のポンプ車を利用して広報を実施し、地域住民の生活に対して「防犯、地域安全」の意識の高揚を図った。

(2)防犯診断の実施警察官の協力を得ながら地域ボランティア(防犯協会支部役員、防犯連絡員、消防団員)約200名と連携して、春と秋の夜間に乗り物等の防犯診断を実施し、不備な点については、注意書を添付して注意を促した。

(3)麻薬・覚せい剤乱用防止の推進

月1回、天童駅前・大型店舗前において、青少年に対して麻薬・覚せい剤者は用防止を訴えるリーフレットを生活安全課の警察官と共に配布した。

(4)有害環境浄化活動

電話ボックスや駐輪場の自転車のカゴの中に置き去りにされているテレホンクラブ、ツーショットダイヤルの宣伝シール、広告の除去活動を実施した。

(5)天童駅前クリーン活動の推進

天童駅は、東日と西日を結ぶ自由通路などが有り、少年のたまり場となりやすく自転車盗の犯罪が多いことから地域安全推進委員が中心となり、次のような活動を実施した。

○ 天童駅前駐輪場における、乗り物等の盗難防止活動。

○ 放置自転車の整理整頓の実施。

○ 駐輪場に、カギかけ励行の看板の設置。

○ 列車の乗降時間に合わせた、警察官との駅前の巡回の実施。

(6)防犯ブザーの寄贈

通学路において声掛け事案などが発生したことから、地域巡回の実施の他に、民家の無い通学路を通学する人のために、中学校3校に防犯ブザー各15個を寄贈した。

 

5 モデル地区活動の効果

 

天童市は、山形県のほぼ中心に位置し、北には山形空港の有る東根市、南には県都山形市に隣接する。人口約6万2千人の市である。同市は、区画整理が進み県内でも人口が著しい市である。その為に市外からの流入者が多く、地域住民から周辺にどんな人が居るかわからないと不安の声が出ていた。

もともと、128名で構成する「天童市防犯協会天童支部」役員で地域安全活動を推進していたが、本年度「地域安全活動パイロット地区」に指定されたことから、さらに積極的な活動を推進することが出来、住民から地域安全のリーダーとして期待を寄せられるようになり、活動がより一層活発になった。

 

 

 

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