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フランスの出生動向と家族政策−少子・高齢化に関する国際研究−

 事業名 高齢化社会対策推進のための調査研究等
 団体名 エイジング総合研究センター 注目度注目度5


@ 婚姻数の減少

婚姻数は、1972年に417,000件のピークを記録してから減少し始めた【図表1-2参照】。人口1,000人に対する婚姻率の減少は、1972年の8.1‰から1987年の4.3‰へと、より顕著に現れている。しかしこの極端な減少は、1968年から1972年にかけて、以下のような特殊な状況によって結婚数が増加していたことを考慮に入れなければならない。

・ベビーブーム世代が結婚年齢に達した。

・この時期には性の開放があったが、まだ避妊手段は普及していなかった。結婚していないカップルから産まれた子どもには冷たい目が向けられた時代であったために、子どもができたことを理由に結婚するカップルが多かった。

1990年代に入ってから、婚姻数の減少には加速がかかったようにみえる。1990年の婚姻率は5.1‰(婚姻数287,000)であったが、1995年には4.4‰(婚姻数254,000)となっている。1996年には婚姻数が増加したが(婚姻数279,000で、婚姻率4.8‰)、これは非婚カップルに対する所得税の優遇がなくなった税制改正が原因となった一時的な上昇とみられる【注3-3】。

初婚平均年齢は1960年代に下がり始め、1972年に男性で24.5歳、女性で22.4歳と最低を記録してから、その後年齢は徐々に高くなった。現在の初婚の平均年齢は、男性が29歳、女性が27歳である(1994年)。初婚の時期が遅くなっている理由は、親元を離れる時期が遅くなっていることに関係がある。1982年には20-24歳の男性の60%が親元で暮らしていたが、最近の高学歴化と若者の深刻な就職難によって、その割合は1990年には65.2%となった。女性の方が男性より早く親元を離れるのは以前と変わらない。20-24歳の女性のうち、親元で生活しているのは47%である(1990年)。女性の方が男性より結婚年齢が2年ほど早いせいもあるが、今日では女性が親元を離れる理由は、仕事のためか、非婚カップルを形成するためである場合が多い。また初婚時期が遅くなっているのは、同棲の時期を過ごしてから結婚するカップルが増えていることにも原因がある。今日では結婚するカップルの60%が同棲生活の経験を持っている(60年代には8%)。

 

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