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(4) 2軸台車との比較

この1軸台車の軌道狂い管理に関する特性を、2軸台車における場合と比較する。

1) 理論式

この場合、2軸台車車両のモデルは図5に示す1質量1剛体モデルと考える。このモデルの理論式は、次の様に与えられる。

 

 

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2) 数値計算

このモデルにおいて、前記の1軸台車と互換性をもつために、台車台枠質量を1軸台車の場合の2倍とし、輪軸が2軸になることから軸ばね係数を2倍とし、軸距は最小の2.1mとして計算する。すなわち、?@節における値を次の様に変更し、軸距の値を追加する。

m1 = 1000 kg

2k1 = 2×1.86×107 N/m

2l11 = 2.1 m

3) 固有振動数

この場合の固有振動数は次の様に与えられ、1軸台車の場合に較べて大きな変化はない。

f1 = 1.58 Hz

f2 = 31.1 Hz

 

 

 

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