2.4.4 震源モデル及びパラメーター
日本海中部地震の断層モデルとして、相田(1984)のモデル10を用いた。これは、津波の数値実験結果を10検潮所において観測された津波波形、及び検潮井戸の特性補正を加えた深浦・能代・男鹿の津波記録と比較することによって幾つかの妥当な断層モデルを選択し、その中から余震域の形状と最もよく合致しているものを、最終的な断層モデルとして採用したものである。震源モデルの平面図、見取り図を図2-4-9に、震源モデルによる地盤変位図を図2-4-10に示す。また、震源パラメータを表4-2-3に示す。地盤変動時間は、他の研究(「津波の数値実験における格子間隔と時間積分間隔に関する研究」、長谷川等1987)を参考に15秒とした。