(2)塗りつぶしモードの設定
実際には次の変換を実行する。なお、オリジナルモードと塗りつぶしモードのデータは、アスキーファイルではそれぞれ別の項目欄に記入するので変換後もオリジナルモードの値は残存するようになっている。したがって従来の編集ソフトウェアでは引き続きこの値を使用できる。アスキーファイルは、編集作業用のフォーマットであるので両モード値を記載するが、ICカード上(バイナリーファイル)では必要な塗りつぶしモードのみを記載する。変換の状況は次のとおりである。
オリジナルモード 塗りつぶしモード
1→4,5,6,8,9,10
3→0
5→変換しない
11→7
ここで、オリジナルモードの1はその役割りに応じて複数のモードに分割変換するのでソフトウェアで一元的に行うことができず手動操作となる。手動操作でモード割り付けによる変換を実施したときは、オリジナルモードを5に変更しておく。これは手動変換操作が終了したフラグとして区別するためである。