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を占めている。また、女性の割合が高い種目は3B体操、フィールドトライアル、リズムなわとび、レクリエーション卓球などで80%以上になっている。
女性でも、むりなくできると思われる種目であっても、女性の愛好者が少ない種目もある。男女の好みの違いの問題なのかもしれない。アウトドア型のスポーツ、的当て形式のゲームは女性が少ない傾向にあり、バレーボール型、テニス型、おどり系のスポーツは比較的女性の人気が高いようだ。種目の特性もあるが、やはり男女の比率が大きく偏らないのが望ましいのではないだろうか。
[4]資格認定制度

何らかの資格制度がある団体は88.5%となっている。しかし、資格取得があまり生かされていない例も散見される。また、資格制度が重要な資金源となっている団体もあるようだ。指導者や審判などの資格認定制度は種目の普及に重要であるが、資格認定制度のあり方とともに、資格取得者の活用についても十分な検討が必要と思われる。
[5]刊行物の発行

会員相互の交流や普及活動の一環として機関紙(誌)や書籍、ビデオなどの刊行は重要な役割を果たしている。機関誌を発行している団体は73.1%、書籍を発行している団体は44.2%、ビデオを発行している団体は50.0%であった。
一般的には、まだまだニュースポーツについての情報量は少なく、国民の多くはニュースポーツについての知識や理解が少ないように思える。また、同じ種目であっても地域や実施している人によってルールや技術が異なる場合も散見されることがある。各団体による積極的な広報・普及活動が必要ではないだろうか。
[6]実施している事業内容

各団体は何らかの事業を実施しているが(図表1)、上位を占めているのは「指導者養成講習会」「全国大会の開催」「講師派遺」などである。一方、実施率が少ないのが「加盟団体への助成」「用具の販売」「行政からの委託事業」などである。

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