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G10 B氏の全身清拭の場面を通して清潔の援助技術を学ぶことができる

Sub-GIO SBO 指導内容 指導方法 指導上の留意点 評価方法
1.清潔による効果が理解できる 1.石鹸の洗浄メカニズムが理解できる

2.皮膚の観察と洗浄剤の洗濯ができる

3.ウォッシュクロスの使用方法と準備する湯の温度が理解できる

4.皮膚の構造及び機能と感染との関連を理解できる

5.疾患の回復を促進する効果があることを理解できる

6.看護婦が清拭を行う意義が理解できる

7.適切な時間で施行できる

8.手順通り実施できる

1-1)石鹸の洗浄作用は石鹸の成分である脂肪酸により発揮される

2.石鹸の洗浄効果は沐浴剤と比較してもっとも高い

2-1)石鹸と沐浴剤では成分・洗浄力において違いがある

2)皮膚表面に残った石鹸分は汗に溶けアルカリが遊離し肌あれ・カブレの原因となる

3-1)ウォッシュクロスは30×30cmの大きさが操作しやすく素材は保温力・吸湿力の高い綿100%を使用する

2)使用する湯の温度は50℃以下にならないようにする.

3)ウォッシュクロスは14秒以内に手に巻く

4-1)乾燥・酸性度の低下は皮膚の抵抗力を減弱させるので石鹸分を皮膚に残さない

5-1)疲労物質・病的物質の排出が効果的に行われる

2)リンパの循環や代謝が促進され、食欲・排便などに良い影響をもたらす

6-1)医学的知識を持って身体的ニードに関するアセスメントができる

2)社会科学の知識を活用して心理的アセスメントができる

3)患者の状況を把握していないと行為してはならない

7-1)空腹時の施行は疲労を増大させる

2)食後1時間以内に施行すると消化機能の低下をきたす

8-1)必要物品の準備

2)患者への説明

3)環境を整える

4)実施する

1.〜7.

1)事前学習をさせる

2)B氏の情報収集をカルテよりおこなわせる

3)下記の内容を施行前に記録室でおこなう

(資料1参照)

※指導者は学生の使用している教科書の内容を把握して参考にする(手順など)

・不足な部分は説明する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

1)手順について述べさせる

2)Aさんに一人で必要物品を準備させ点検する

3)物品の使用目的を述べさせる

4)指導者と一緒に行く

5)AさんにB氏へ説明させる

6)Aさんに環境を整えさせる

7)Aさんと一緒に実施する

1.〜7.

1)科学的根拠の動機付けを行う

2)Aさんの意欲を失わせないように受け入れる姿勢で接する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8.

1)物品を準備させながら使用目的を質問する

2)B氏の状態を考慮しているか確認する

3)Aさんの言葉使いや態度を観察しB氏の反応をみる

4)指導者は補助的立場で実施する

1)自己学習ノートの点検

2)質問・発問

 

 

 

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