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a、生野島自然保養エリア(ウエルネスアイランド)の形成

 生野島は、自然休養村事業によりコテージなどの施設整備が進められてきた。特に、月の浦湾は、大きな開発もなく現在でも手つかずの自然環境が保持されている。この生野島において、海藻を主体とした健康増進施設群を整備するとともに海洋療法・健康増進施設、健康運動施設、自然体験施設などの事業を展開し、静かで美しい島の環境の中で健康増進・保養を目的とした滞在型の観光展開を進めていく。また、瀬戸内海の独特の海洋生態系を背景とした学習と研究の施設(海藻公園、スナメリクジラ研究所、体験農園など)を通じての交流の増進にも期待する。

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(イ)海の駅構想の推進

 瀬戸内海の島しょ部は、交通上の大きな障壁を有している。近年は、架橋が実現し、一部の島では克服されてきているが、本町のある大崎上島の架橋はまだ時間を有する。

 広島県では、このような状況の改善と、新しい観光振興のための手法として瀬戸内海島しょ部における「海の駅」構想を示した・この構想によって・島々・本土と島間の連携が密になり、特に、観光的側面での効果が期待されている。

 本町(大崎上島)においては、この構想をひとつの受け皿としながら、首都圏からの交通利便性が非常に良い瀬戸内の島という特性を活かした観光客

 

 

 

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