1994年現在保有の1,000G/T以上のブラジル船のうち、ブラジル国内建造以外では日本建造が最大で、次いでデンマーク、フランス、ポーランド、ドイツ、スペイン、旧ユーゴ、ベルギー、英国、ノルウェーなどとなっている。(G/Tベース)。
ブラジル保有船(1,000G/T以上の船舶)を国内造船所別にみると、国営のCompanhia Comercio e Navegacaoと外資系のIndustrias Verolme−Ishibras(lVC)と合わせて、国内建造全体の80%近くを占めている。
これらの建造国は、いずれもブラジルが必要とする船舶建造には経験を積んでいるため、性能、品質などについては殆ど同水準にあり、また船価、延払条件についても各国とも国際協調の線に沿っており、大差はないものと思われる。