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 Ro/Ro船は主埠頭のバースを使用しているが、コンテナ専用の特殊設備はない。
 原油の輸入および石油製品や牛脂の輸出は、タンカー・ターミナルのバイブラインを使用している。
 清水、食料、各種バンカーの供給が可能である。
 船舶の入出港には水先人および曳船の使用を強制されている。
 曳船は3隻(1,200馬力x2,700馬力×1)使用できる。
 船舶修理施設は、海軍所有のシンクロリフトやReparaciones Maritimas Neptunoの修繕設備があり、船舶の小修理が可能である。

(4)漁業事情

  (A)漁業の実態

 グァテマラは、東部の一部がカリブに面し、西南部は太平洋に面した海岸線をもち、水産資源の豊かな好漁場に恵まれているが、漁業はあまり発展していない。
 漁獲物の多くはエピで、その殆とを米国および近隣諸国に輸出している。
 最近における漁獲高は次の通りである。

 

 

 なお、エビ輸出は、86年の810万ドルから、87年1,290万ドル、88年1,450万ドルヘと、順調な伸びを示している。

  (B)漁船保有状況

 グァテマラの漁船総数は、現在稼働中の大小木造船および鋼造船を合め100隻程度と推定されている。

 

 

 

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