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(1)あじろがい装は銅線によるものとし、銅合金線あじろがい袋の場合にはCのあとにBをつける。

(2)電圧記号

   JISの電圧種別を簡単に表記するため、右記のようにH及びLで表す場合がある。

  (例)

 (イ)H-TPYC-3 660V 3心EPゴム絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル(3.5m2

 (ロ)L-DPYC-2 250V 2心EPゴム絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル(2m2

(3)防食ケーブルの場合にはケーブル記号の最後に防食層の記号をつける。

  (例)H-TPYCY-3、660V-3心EPゴム絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル(3.5m2

(4)ケーブルの呼び方はケーブルの種類及び導体公称断面積による。
   ただし、多心線及び電話用ケーブルの場合はケーブルの種類と複心数又は対数による。

  (例)(イ)L-MPYC-12、250V多心EPゴム絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル(12心)

     (ロ)L-TTYC-3,250V電話用ビニル絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル(3対)

   備考:EPはエチレンプロピレンを表す。

(5)電話用ケーブル、及びビニルコードについては絶縁コードについては絶縁記号を省略する。

(6)導体の最高許容温度

(7)ケーブルの適用

   440V回路には、“660VEPゴム絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル”を、220V以下の回路には、“250VEPゴム絶縁ビニルシースあじろがい装ケーブル”が、普通使われる。

(8)ケーブル、コードの許容電流

   EPゴム絶縁ケーブル及びEP絶縁キャブタイヤコード並びにビニル絶縁コードの許容電流を表4.1〜表4.4に示す。

 

 

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