主な海難と統計 平成8年10月発生主要海難
平成8年10月の要救助海難発生状況(速報)
No | 船種 | 船名等 | 総トン数 (人員) |
発生日時および発生場所 | 海難種別 | 気象・海象 | 死 亡 行方不明 |
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1 | 遊漁船 (FRP) 押船 (鋼) |
第7富士丸 (日本) 佐渡丸 (日本) |
13.9トン (乗組員 10) 167トン (乗組員 3) |
10月 5日1150ごろ N 35゚-24.1' E 139゚-42.1' |
(本牧船舶運航信号所から168度2.1海里付近) | 衝突 | 曇 東の風 6m 視程 良好 |
なし |
第7富士丸は、遊漁をおえ横浜区見区向け航行中、佐渡丸は、横浜から南本牧工事区域向け航行中、10月5日午前11時ごろ、本牧船舶信号所沖合海域で衝突し、一人が海中転落、9人が負傷を負った。 通報を受けた横浜海上保安部は、巡視艇4隻を出動させ救助に向かわせた。海中転落した第7富士丸乗組員の一人は、南本牧航行安全管理事務所所属船により救助され、負傷者9人のうち5人は、巡視艇により搬送救助された。また残りの負傷者4人は動かすことが出来なかったため第7富士丸で搬送した。 |
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2 | 砂利運送船 (鋼) |
共栄丸 (日本) |
497トン (乗組員 5) |
10月30日0655ごろ N 34゚-14.0’ E 134゚-39.0’ |
(鳴門海峡大橋付近海上) | 転覆 | 晴 南の風 3m 視程 良好 |
死亡 2 行方不明者 2 |
砂利運送船共栄丸は、香川県小豆郡内海福田港で捨て石1300トンを積載し、淡路島福良港向け航行中、10月30日午前6時55分ごろ、鳴門海峡で転覆した。 一般住民からの通報を受けた小松島海上保安部は、巡視艇9隻、航空機3機、特殊救難隊等を出動させ、救助に当らせた。共栄丸乗組員のうち、1人は漂流中のところを付近航行中船舶に救助され、2人を潜水士により船内から収容したが、既に死亡していた。残りの2人については、11月4日現在、行方不明となったままである。 |