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11月(がつ)8日(か) 第(だい)19分科会(ぶんかかい) セルフ・アドボカシー
ステージ新聞(しんぶん)について
ステージ編集委員(へんしゅういいん) 小池美希(こいけみき)
 
●ステージ新聞(しんぶん)の発表準備(はっぴょうじゅんび)
 ステージ新聞(しんぶん)の準備(じゅんび)は、岩本(いわもと)さん花崎(はなさき)さん赤木(あかき)さん私(わたし)の4人(にん)で展示用(てんじよう)、発表用(はっぴょうよう)をパワーポイントで作り(つくり)ました。その前(まえ)にステージの打ち合わせ(うちあわせ)の時(とき)に今(いま)、現在(げんざい)の編集員(へんしゅういん)の本人(ほんにん)のみなさん、毎日新聞(まいにちしんぶん)の野沢(のざわ)さんたちの意見(いけん)も聞き(きき)ました。そのあと赤木(あかき)さんと私(わたし)でそれぞれにステージ新聞(しんぶん)についてどんなことを何(なに)を伝えたい(つたえたい)か?考えて(かんがえて)もう一度(いちど)4人(にん)で会って(あって)私(わたし)と赤木(あかき)さんが同じ(おなじ)内容(ないよう)の所(ところ)は、一つ(ひとつ)にまとめあとは、パワーポイントの画面(がめん)を見ながら(みながら)、文(ぶん)を合わせ(あわせ)て作り(つくり)ました。
 パワーポイントの最終(さいしゅう)のまとめは、岩本(いわもと)さんが作って(つくって)くれました。
 最後(さいご)に今(いま)までのステージ新聞(しんぶん)の中(なか)でそれぞれに心(こころ)に残った(のこった)新聞(しんぶん)を考え(かんがえ)ました。
 
発表(はっぴょう)をする小池(こいけ)さん、赤木(あかき)さん、支援者(しえんしゃ)は花崎(はなざき)さん
 
●緊張(きんちょう)した発表(はっぴょう)
 ホテルの部屋(へや)で当日(とうじつ)までに読む(よむ)練習(れんしゅう)をしました。でも練習(れんしゅう)なかなかうまく言え(いえ)なかったりしました。
 本番(ほんばん)は、大丈夫(だいじょうぶ)か?心配(しんぱい)でしたが、緊張(きんちょう)は、しましたが、うまく言えて(いえて)よかったと思い(おもい)ました。
 ステージ新聞(しんぶん)の発表(はっぴょう)も大成功(だいせいこう)に終了(しゅうりょう)したのは、今(いま)までの新聞(しんぶん)に協力(きょうりょく)してくれた毎日新聞(まいにちしんぶん)のみなさん、編集員(へんしゅういん)のみなさん育成会(いくせいかい)のみなさんの応援(おうえん)があったからと思って(おもって)おります。
 
会議中の本人参加への配慮(1)
大会プログラム(印刷物)でも告知
 大会プログラムの分科会紹介の欄に、以下の2種類のマークが置かれており、参加しやすさの指標として活用された。
 
イージー−トゥ−アンダスタンド・マーク
(緑色)
●よみやすい資料
●シンボルや絵の使用。
●専門用語を使わず、ゆっくり話す。
●聴衆とやりとりしながらすすめる。
●聴衆の「3色カード」に対応している。
●質問に時間をとっている。
イエローロゴ・マーク
(黄色)
●よみやすい資料
●ゆっくり話す。
●「3色カード」に対応している。
●聴衆とやりとりしながらすすめる。
手話 ●全体会場では手話通訳がある。
 
11月(がつ)8日(か) 第(だい)19分科会(ぶんかかい) セルフ・アドボカシー
晴れ(はれ)の初舞台(はつぶたい)〜世界会議(せかいかいぎ)・メキシコ大会(たいかい)
ステージ編集委員(へんしゅういいん) 赤木祐子(あかきゆうこ)
 
 昨年(さくねん)11月(がつ)7日(か)から10日(か)まで、メキシコ・アカプルコで世界会議(せかいかいぎ)がありました。初めて(はじめて)の海外(かいがい)と世界会議(せかいかいぎ)に参加(さんか)できるなんて、思って(おもって)いませんでした。世界会議(せかいかいぎ)ってどんな感じ(かんじ)の会議(かいぎ)なのか、全然予想(ぜんぜんよそう)がつかなかったけど、実際(じっさい)に参加(さんか)してみてこんなにすごい大会議(だいかいぎ)なんだなあと思い(おもい)ました。世界(せかい)の各国(かっこく)からこの会議(かいぎ)に集まる(あつまる)だけで、結構(けっこう)な人数(にんずう)になるんだと実感(じっかん)しました。今回(こんかい)の会議(かいぎ)は、障害者権利条約(しょうがいしゃけんりじょうやく)や貧困(ひんこん)などいろんな課題(かだい)がありました。1日目(いちにちめ)はプレ会議(かいぎ)でした。2日目(ふつかめ)から本会議(ほんかいぎ)でした。午前(ごぜん)は全体(ぜんたい)での会議(かいぎ)で、パナマの大統領夫人(だいとうりょうふじん)の話(はなし)でした。午後(ごご)は分科会(ぶんかかい)になり、テーマ別(べつ)での発表(はっぴょう)がありました。私(わたし)と小池(こいけ)さんの2人(ふたり)は、ステージ新聞(しんぶん)の発表(はっぴょう)という重要(じゅうよう)な役(やく)になってしまいました。2人(ふたり)での発表(はっぴょう)でステージ新聞(しんぶん)の内容(ないよう)と印象(いんしょう)に残った(のこった)記事(きじ)を話す(はなす)ことでした。
 
スモールグループでの討論(とうろん)に参加(さんか)する赤木(あかき)さん(右(みぎ)から2人目(ふたりめ))
 
 前(まえ)もって作って(つくって)もらった原稿(げんこう)を、ホテルの部屋(へや)で読み(よみ)あわせを何度(なんど)も繰り返して(くりかえして)練習(れんしゅう)しました。その発表(はっぴょう)は2日目(ふつかめ)の午後(ごご)の後半(こうはん)でした。会場(かいじょう)が急(きゅう)に変更(へんこう)になり、あわただしかったでした。小池(こいけ)さんも必死(ひっし)になって練習(れんしゅう)していました。私(わたし)は読む(よむ)ことに関して(かんして)は、何(なに)にも問題(もんだい)ないと思って(おもって)いました。私(わたし)たちの発表(はっぴょう)が一番最初(いちばんさいしょ)だったので、ドキドキしました。そして、いざ本番(ほんばん)!発表(はっぴょう)をしたときは、緊張(きんちょう)することもなくハキハキとした声(こえ)で、読み上げる(よみあげる)ことができました。本番(ほんばん)になると強く(つよく)なる心(こころ)が出て(でて)くるんだと感じて(かんじて)いました。2人(ふたり)で発表(はっぴょう)することが初めて(はじめて)の経験(けいけん)になりました。私(わたし)たちの他(ほか)に、オーストラリアと大阪(おおさか)のグループの発表(はっぴょう)もありました。どこもすばらしい発表(はっぴょう)だと思い(おもい)ました。オーストラリアの発言者(はつげんしゃ)の方(かた)にインタビューすることができました。オーストラリアでも、障害者向け(しょうがいしゃむけ)の新聞(しんぶん)を出して(だして)いることを知り(しり)ました。世界各国(せかいかっこく)でも障害者向け(しょうがいしゃむけ)の新聞(しんぶん)を出して(だして)欲しい(ほしい)と思って(おもって)います。会議3日め(かいぎみっかめ)は、前日(ぜんじつ)に急きょ(きゅうきょ)頼まれた(たのまれた)決議案(けつぎあん)の打ち合わせ(うちあわせ)に出る(でる)ことになってしまいました。そこで、閉会式(へいかいしき)の前(まえ)に行われる(おこなわれる)協議統合(けつぎとうごう)の場(ば)で、決議案(けつぎあん)を発表(はっぴょう)して欲しい(ほしい)と言われ(いわれ)ました。まさか、こんなことになるとは思わなくて(おもわなくて)びっくりしました。だけどその日(ひ)の昼過ぎ(ひるすぎ)から、おなかの調子(ちょうし)が悪く(わるく)なってしまいました。突然(とつぜん)のことになって、痛み(いたみ)が出て(でて)しまい、その日(ひ)は寝込んで(ねこんで)しまいました。薬(くすり)を飲んで(のんで)からは落ち着き(おちつき)ました。すごく辛かった(つらかった)でした。
 
発表(はっぴょう)のあとオーストラリアやニュージーランドの人(ひと)にインタビュー
 
 そして会議4日目(かいぎよっかめ)、最終日(さいしゅうび)でした。おなかの痛み(いたみ)も少し(すこし)治まり(おさまり)ました。少し(すこし)遅れて(おくれて)会議(かいぎ)に出ました(でました)。午後(ごご)には、決議案(けつぎあん)の発表(はっぴょう)がありました。二度(にど)も舞台(ぶたい)に上がる(あがる)ことは勇気(ゆうき)がいります。少し(すこし)緊張(きんちょう)したけど、何事(なにごと)もなくスムーズに言える(いえる)ことができました。
 この4日間(よっかかん)の世界会議(せかいかいぎ)で、世界(せかい)の人(ひと)たちと仲良く(なかよく)なれました。特(とく)に、ポーランドの人(ひと)たちと仲良く(なかよく)して、日本語(にほんご)を教えて(おしえて)あげました。調子悪く(ちょうしわるく)なったのにも関わらず(かかわらず)、なんとか会議(かいぎ)を終える(おえる)ことができたと思い(おもい)ます。初めて(はじめて)にしては、良く(よく)がんばれたのかなあと思い(おもい)ました。すごくいい思い出(おもいで)になりました。ステージ新聞(しんぶん)のよさをもっと知って欲しい(しってほしい)と思い(おもい)ます。そして、こんな新聞(しんぶん)が広まって(ひろまって)いってよりより新聞(しんぶん)にしていく事(こと)が大事(だいじ)です。短い期間(みじかいきかん)で、素晴らしい(すばらしい)会議(かいぎ)でした。また機会(きかい)があったら参加(さんか)したいです。


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