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発達障害幼児の家庭養育

 事業名 障害児子育て支援のための研修会等の開催
 団体名 全国心身障害児福祉財団  


4. 動くことを大切に
 子どもたちは、部屋の中や庭、公園などで動き回ってあそびます。動き回ることによって新しい動き方をみつけ、姿勢や運動の調節の仕方を覚えていきます。
 この時、動く感覚の中でも特に、重力に対しての体の傾きや回転、運動の方向とスピードや加速度を感じとる前庭感覚や、自分の筋肉が縮んだり伸びたりしている度合や各関節がどういう状態になっているのかを感じとる固有感覚、触れることを通して感じとる触覚、などが大切な役割を果たします。そしてこれらの感覚は、ボディ・イメージ=自分の体の各部がどこにあって、動かした時にはどのような位置になるかなどの認識が育っていく上でもとても重要だと考えられています。
 触覚については前項の「物に触れることを大切に」で述べていますので、ここでは前庭感覚や固有感覚への刺激ということを主に考えていきます。そして家庭や近くの公園等で子ども自身が動いてあるいは動かされて楽しめるようなあそびを紹介していきたいと思います。
 子どもを揺らしたり、回したりするあそびも出てきますが、これらは子どもにとってはとても強い刺激であることを忘れないで下さい。必ず子どもの表情をみて確認してほしいと思います。こわがるようなら、揺らし方や回し方を弱くしたり、やめて様子をみることも必要です。喜んでいるのなら続けてあげましょう。
 自分で動くことのできない子の中には、急激な姿勢の変化をこわがる子がよくいます。逆によく動きまわる割にブランコやトランポリンで揺すられるのをこわがる子も多いようです。こういった子どもたちには安定した姿勢がとれるような工夫も必要です。またお母さんが抱っこで一緒にやってあげるというのも慣らしていくにはよい方法です。
●抱っこにおんぶ(図2-9)
 抱っこやおんぶは日常の中で何気なくしていることですが、この中には子どもに必要な刺激がたくさんつまっています。むずかって泣き叫んでいる子どもでも、お母さんに抱かれ、揺すられているうちに次第に落ち着きをみせてきます。子どもにとって抱っこやおんぶは基本的には心地よい刺激だといえるでしょう。子どもの「抱いてほしい」「おんぶしてほしい」という気持ちを受け止めながら、時にはギュッと抱きしめてあげたり、抱っこやおんぶで揺らしてあげたりしましょう。
 
図2-9 おんぶ
 
図2-10 高い高い
 
図2-11 グルグルまわし
 
●高い高いにグルグル回し(図2-10、11)
 こういうあそびはいろいろ考えられますが、ぜひお父さんにお願いしたいあそびです。いくつかを例として示しますが、こういうあそびをこわがる子もいますから注意して下さい。こわがる時には、しっかり抱いてあげてゆっくりとお父さんも一緒に回ってあげるような形で徐々に慣らしてあげていってほしいと思います。
●シーツブランコやカッチンコ
 お父さんとお母さんの二人でやってあげましょう。歌に合わせて行うとよいでしょう。
<シーツブランコ>(図2-12)
 家にあるシーツ(子どもが小さければバスタオルで十分です)にすっぽりとくるまれるようにして揺らしますので、首のすわりが不十分な子でも安心です。
<カッチンコ>(図2-13)
●親子体操
 簡単な歌を歌いながら、お母さんが子どもを動かしてあげたり、一緒に動いたりしてあげましょう。
・ボート(図2-14)
・お馬の親子(図2-15、16)
・かかし(図2-17)
・どんぐりコロコロ(図2-18)
・手押しぐるま(図2-19)
 
図2-12 シーツブランコ
 
図2-13 カッチンコ
 
図2-14 ボートこぎ
 
図2-15、16
お馬の親子(♪おうまのおや子 に合わせて)
 
図2-17 かかし(♪かかしの歌に合わせて)
 
図2-18 どんぐりコロコロ
 
図2-19 手押しぐるま


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