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平成18年度 防犯ボランティアの活性化事業
「中央研修会」
平成18年11月1日(水)〜2日(木)
 
開講に当たっての挨拶
司会(佐藤事務局長)
 今回は子どもの安全ということをメインのテーマにいたしまして、侵入等の防止対策をサブテーマとしてカリキュラムを構成しております。皆様方の積極的なご参加をいただいて有意義な研修になりますよう期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。始めに、当連合会の鈴木理事長からご挨拶を申し上げます。
 
(財)全国防犯協会連合会 理事長 鈴木良一
 皆様おはようございます。全国防犯協会連合会理事長の鈴木です。今年度のボランティアの中央研修会に当たりまして、ひと言ご挨拶を申し上げたいと思います。
 皆様方ご存知の通り数年前は危機的な犯罪情勢でした。それが皆様方のお陰も多々あると思いますが、そういうことによりまして減少して参りました。一時の危機的な状況は脱したかという感じがいたします。しかしながら、子どもを巻き込んだ凶悪な犯罪、あるいは大変理不尽で常識では考えられないような犯罪が多発しております。そういう意味で、とても治安が良くなったという実感は皆さんもお持ちではないのでないかと思います。まだ持てないと思います。
 そういう情勢を踏まえまして、全国で防犯ボランティアの団体も数年前は3,000団体程度でしたけれども、その後急速に増えまして今年の6月末では警察庁の調べによりますと2万6,000団体、約10倍近い増え方です。参加人員も165万ということで、皆さんに大変なご協力をいただいているということで、私どもとしても大変ありがたいことだと考えております。
 そういうことがありまして、われわれ防犯協会としても何かお力添えはできないかということで、いろいろ進めて参りました。ここにありますように日本財団のご協力を得まして、われわれの団体は財政的に大変貧弱なものですから、なかなか財政的に皆さん方にお力添えをするということができず申し訳ないのですが、何とかお互いの情報を交換し、より良い防犯ボランティア活動ができるようにすることが出来ないかということで一昨年からこの研修会が始まったわけです。
 これから専門の先生方からお話がありますでしょう。やはり防犯も技術的な面もいろいろ知っていただいてお進めいただくのがいいと思いますので、そういう面、それからまた、皆様方が大変卓越した防犯活動をやっておられますので、そういう情報をお互いに交換し合って、さらにより良い防犯ボランティア活動ができますようにお力添えをしたいというのが、この研修会の趣旨です。
 そういう、われわれの研修会を持ちました趣旨をおくみ取りいただきまして、この研修会がより良い成果を上げることができますように皆様方のご協力を賜りたいと思います。始めに当たりましてひと言ご挨拶しました。よろしくお願い致します。(拍手)


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