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2. 覚せい剤精神病
・覚せい剤の使用により、幻覚や妄想状態など統合失調症と似た症状を起こす
・覚せい剤依存症
−使用量が増加
・覚せい剤精神病
−追跡妄想、被害妄想
−急性錯乱
−フラッシュバック
 
3. 気分障害
●うつ病性障害
大うつ病性障害(重度、中核)
気分変調症(軽度、慢性)
 
●双極性障害(躁うつ病)
DSM-IV 精神疾患の診断・統計マニュアル、1994
 
うつ病は病気(気持ちの問題ではない)
 もし自分がこうだったらと想像してみて。
 自分の認識がゆがんでいくんだけど、いつそうなるか予測がつかないの。
 おまけに、どの認識がおかしくて、どれが現実なのか区別もつかない。
 押しよせてくる気分に抵抗することもできず、何かを説明するのにもゆがみきった最悪の認識のほかに頼るものがない。
 そんな状態で毎日を過ごさなくてはならないの。
『うつ病と闘ったある少女の物語』(大和書房)
 
うつ病は死にいたる可能性が高い
・気分障害患者の20%〜40%は、自殺念慮を含む致死的でない自殺行為を示す
・大うつ病で入院した患者の15%に自殺企図とが認められる
・少なくとも1ヶ月以上経過した重症の大うつ病患者の15%は最終的に自殺してしまう
 
抑うつの基本症状
 
1日中気分がふさぎ込んでいる
 
これまで好きだったことに興味がもてなくなる
大野裕:「うつ」を治す, PHP新書
 
うつ病の周辺症状
・食欲がない
・疲れやすい
・よく眠れない
・注意散漫
・動きが遅くなる
・必要以上に自分を責める
 
うつ病の身体症状
 
接し方の注意
心配しすぎない
ゆっくり休ませる
原因を追及しすぎない
重大な決定は先延ばしするように勧める
励ましすぎない
 
うつ病性障害の精神療法の適応
・軽度から中等度のうつ病性障害
・心理社会的ストレス因が明らかに存在
・精神内界の葛藤が認められる
・対人関係に問題がある
・パーソナリティの偏りがうつ病に影響
・患者が精神療法的アプローチを希望
・妊娠中、授乳中、妊婦を希望
(アメリカ精神医学会ガイドラインによる)
 
うつ病に対する精神療法とその効果
・認知療法(47%)
・対人関係療法(52%)
・行動療法(55%)
・精神力動的短期精神療法(35%)
 
躁うつ病(双極性障害)
・高揚した気分と落ち込んだ気分の状態が交互に繰り返す。
・原因として遺伝的要素が推測
 
・症状
−自己の十全感、誇大妄想
−観念奔逸(話が飛ぶ)
−行為心迫(すぐ実行!)
 
治療の中心は薬物療法
 
ストレス
・ストレスとは心身の負担になる刺激や出来事・状況(ストレッサー)によって生じる緊張状態
 
 
・有益なストレスと有害なストレス
“ストレスは人生のスパイスである”
・心理的ストレス
・日常的な出来事や悩み daily hassle
・ライフイベント life event
・心的外傷 trauma
 
社会的再適応評価尺度
Holmes, T.H.& Rahe.R.H.: J.Psychosmo.Res. 11.1967
・配偶者の死
(100)
・離婚
(73)
・夫婦別居
(65)
・刑務所へ入る(服役期間)
(63)
・身近な家族の死
(63)
・自分の病気か障害が有る
(53)
・結婚
(50)
・職場を解雇される(失業)
(47)
・夫婦間の和解(夫(妻)への忍従)
(45)
・定年退職
(45)
・家族の病気
(44)
・妊娠
(40)
・性的問題(障害)
(39)
・家族の増加(誕生、老人入居等)
(39)
・仕事の変動(破産、合併等)
(39)
・家計の変化(向上、悪化等)
(38)
・親友の死
(37)
・異なった仕事への配置転換
(36)
・夫婦喧嘩回数の増減
(35)
・350万円以上の担保、ローンが有る
(31)
・担保物件の請け戻し権喪失(買い戻し)
(30)
・仕事上の責任変化(昇進、降格等)
(29)
・子供の家族離れ(結婚、自立)
(29)
・親戚とのトラブル
(29)
・顕著な個人的業績(上下)
(28)
・配偶者が就職や離職
(26)
・学校への入学や卒業(家族含む)
(26)
・生活状況の変化(新築等)
(25)
・個人的習慣の変化(服装等いろいろ)
(24)
・上司とのトラブル
(23)
・就業時間や職場環境の変化
(20)
・引っ越し
(20)
・転校(自分、家族)
(20)
・レクリエーショの変化があった
(19)
・信仰活動の変化
(19)
・社会活動の変化(ダンス等)
(18)
・350万円以上の担保、ローンが有る
(17)
・睡眠習慣の変化
(16)
・同居家族数の変化
(15)
・食習慣の変化(時間変更等)
(15)
・休暇を取る
(13)
・クリスマス行事があった
(12)
・軽微違法行為(交通違反等)
(11)


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