日本財団 図書館


Q1: 薬について
1 薬のことを出すと教育を放棄しているみたいで・・・
2 リタリンなどは、大人になってものみ続けるのでしようか?
3 医師の指示で出した薬を、親の判断で止めた場合、どうしたらよいのでしょうか?
 
A: 薬物と教育
・教育と医療は全く別のものか?
服薬しながら教育を受ける
・薬の効果は、中断すれば分かる
効果があれば服薬を続ける
効果がなければ、段階的に中止する
・薬の選択はコンプライアンスが前提である
きちんと服薬
断続的服薬
服薬せず
・情報は正確に伝える
 
A: 薬について知っておいて欲しいこと
・どういう経過で薬をのむことになったのか
・どんな目的で薬をのむのか
・どんな種類の薬をのんでいるのか
・薬を処方する時になんと言われたのか
・服用した後で、情報はどのように報告しているか
 
A: 薬への医療のスタンス
・来る者拒まず、去る者追わず
・医師の指示は絶対ではない
・医療は患者(保護者)の納得のもとで行なわれる
・薬は大きな治療体系の一部である
・薬の効果はきちんとした服薬のもとではかられる
・正しい治療には、いろいろな情報が医師に必要である
 
Q: 気付きのポイントについて
1 学校で障害に気付く際のポイントはどんな点でしょうか
 
A: どうしたら気付くか
・他の子と何処が違うか?
・押してだめなら引いてみる
・生徒は教科書である
・何よりも、経験すること、勉強すること
・無理に診断しようとしないこと
 
Q: 医療とつなげるポイントは
1 気になる子を医療につなげるポイントを教えてください
2 どんな子どもを医療につなげる必要があるか?
3 保護者に説明する時の注意点
 
A: 医療とつなげる
・まず、教育の中で出来ることを考える
・保護者と協働してみる
・段階を踏んだ医療への紹介
・校医、教育相談室などの利用
・保護者の気持ちの考慮
・医療を訪れるのは、本人・保護者
 
A: 保護者とのお付き合い
・保護者はどう考えているか?
知らなかった
分かっているが認めたくない
保護者も治療が必要
・他の保護者にどう説明するか?
 
Q: 医療現場の情報について
1 入院して治療するのはどんな場合か?
2 発達障害の専門家はどこにいるのか?
3 専門のクリニックはどのように探すのか?
 
A: 医療情報
・子どもの精神科の入院形態は
任意、医療保護、措置
保護者の理解が必要
・専門家の数が少ない
専門家チーム
点での存在
・子どもの精神科を看板にしている診療所
 
Q: 障害の理解について
1 ADHDとPDDの違いがよく分かりませんが
2 高機能自閉症とアスペルガー障害の違いはどこにあるのでしょうか?
 
A: 診断上の問題
1 ADHDとPDDの違い
PDDがADHDに優先する(操作的診断基準)
2 自閉症とアスペルガー障害
コミュニケーション障害の有無
 
Q: 青年期成人期の様子について
1 ADHDやアスペルガー障害の子どもは成人になるとどうなるのでしょうか
2 就労に向けてどんな困難があり、どんな支援が必要でしょうか
3 診断名を伝える際に注意することは
 
A: 発達障害の予後
・ADHD:
多動はおさまる
集中困難は持続する
衝動性は大きく異なる
・PDD:
知的障害の程度で異なる
 
A: 診断の告知
・診断をどうするか
これまで何と診断されているか?
どれだけ、疾病を理解しているか?
なんと診断して欲しいのか?
診断の時期は
結果が前向きになる診断を
 
A: 就労について
・知的水準と就労
「どうして自分は同じように出来ないのか?」
・ほとんどが対人関係でつまずく
・教育と福祉の連携


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION