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ハマスナホリガニ〈甲長1〜2cmほど〉
 波が寄せて返す時、水面を滑るように素早く動く小動物がいます。すぐ砂に潜ってしまいますが、痕跡が残ります。手で掘ると、このユニークなカニが出てきます。
 同様の痕跡で貝が出て来ることもあります。
 
キンセンガニ〈甲長3〜4cmほど〉
 浅い海底に棲むカニですが、波打ち際でも見られます。波が引くと平たい足をたくみに使って、砂中に潜り込みます。この時、砂の表面に僅かな凹凸ができます。ハサミに挟まれないよう注意して探しましょう。
 
フジノハナ貝〈殻長1cm前後〉
 ナミノコ貝と同じく潮の満ち引きにあわせて潮干帯を移動します。波に合わせて砂から出たり潜ったり、干潮と満潮のちょうど中間の時間帯が最も活発に動きます。波のかからない所では小さな二つ並んだ穴の下に隠れてます。


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