日本財団 図書館


別記4
 モーターボート競走による一事業年度の収益予想額(年8回開催)を約3,000万円とし、内建設費、減価償却費として毎年約300万円程必要とするから、差引実収益金は2,700万円である。
 この実収益金は、六・三制中学校(2校)の建築費並びに老朽小学校(3校)の改築費に使用せんとするものである。
 
別記5
モーターボート競走場施設費
(入場者6,000人)
種別 箇所 坪単価 金額
観客席 1 (収容)
3,000
1人当 円
2,500

7,500,000
便所 4 5 25,000 500,000
選手控室 1 20 17,000 340,000
事務室 1 10 20,000 200,000
医務室 1 3 20,000 60,000
宿直室 1 5 20,000 100,000
電話室 1 10 19,000 190,000
倉庫 1 10 15,000 150,000
守衛室 1 5 17,000 85,000
便所 1 5 25,000 125,000
モーターボート格納庫 1 80隻
40
20,000 80,000
モーター整備場 1 2 20,000 40,000
燃料貯蔵庫 1 2 55,000 110,000
ボート揚降設備 レール又はクレーン 100,000
入場券売場 1(窓口10) 75,000
勝舟券売場 1(〃 150) 1,800,000
払戻金交付所 1(〃 30) 375,000
警察官詰所 1 150,000
特別席・記者席 1 450,000
掲示施設 1 100,000
囲柵 375,000
小計 13,985,000
 
附属施設費
ボート繋留所 2 150,000
審判台 1 300,000
マーク審判席 2 50,000
スタート信号用時計 その他 一式 150,000
電話設備 一式 70,000
場内放送設備 一式 150,000
連絡及び救護艇 2隻 450,000
附帯設備 電気水道等 800,000
小計 1,985,000
合計 15,970,000
 
◇運輸省が施行者の収支計算資料を示す(26・9・22)
 運輸省(船舶局舟艇班)は指導参考資料として「施行者収支計算見込概算」を次の如く示した。
 本計算は、地方財政委員会が、市町村を施行者として指定する際の、また競走を実施する際の参考資料として作製した一素案であり、昭和二五年の競輪の実績を参考にしたものである。
一 一日入場者数(有料)A五、〇〇〇人、B八、〇〇〇人
二 勝舟券売上予想 一日一人(有料)一、〇〇〇円
三 開催一回六日一日一〇レースとし一回分につき計算
四 法第二二条の経費は施行者及び競走会の経費を総合的に考えた。
五 競走場の借料又は償却費は省略した。
以上による結論としては
一 一日六、〇〇〇人の有料入場者が必要である。
二 この入場者数が期待される競走場は少ない。従って指定を受け得る市町村は極めて限定されるであろう。
三 一人当り購買額、選手、審判員、ボート等の日当、宿泊、運搬賃を検討し一年乃至一年半後の見通しを立てる要がある。
 
施行者収支見積概算表
(拡大画面:69KB)


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION