こども! からだ 発見!探検!おどってみませんか!?
<ワーク内容>
10:40 遅れてきた参加者を待ったので少し始まりが遅れる。←毎回少し遅れる 大体TYさんが遅れる(本人の移動に時間が掛かるのは理解しているが、)早く来ている人のことを考え、時間通り始めたい。
輪になり座る。自己紹介。名前をほとんど言える。初めて参加の、IN君は、初め部屋に入ろうとせず、母親と入口で見学モードだったが、ワークが始まると、部屋に入ることができ、母親と見学していたが、本人なりに気になるようで、ところどころ参加する。
10:41 座ったままで、ストレッチ開始。参加者の中から、手をつないだ時点で、「手をぶらぶらする」うごきが自然に生まれ、それをうごきの始まりにする。
10:42 「グー・チョキ・パー」手〜足指〜顔⇒それぞれの表情が個性的にチャレンジしている。
10:46 足を前に投げ出し、膝のシェイク。(ここで裸足になってない参加者に、裸足を誘う)この頃から、上牧町スタッフさんやヘルパーも密かに参加。
10:47 上体を前に倒す、ストレッチ。〜2人組みになり、手をつなぎ、舟こぎのように股間節のストレッチ。
10:50 立つ。腕回し。ゆっくり自分の周りのスペースを確認しつつ、徐々にスピードアップしていく。(このころから、見学していた、IN君も、母親と隅で参加し始める。)
10:52 その場「ジャンプ」前後左右にゆれながら。
「ジャンプ」〜「ストップ!&ポーズ」独自のポーズ。真似のポーズ。それぞれ繋がったり、離れたり。参加者の1人は、好きなキャラクターのポーズをしたいこと、所々に言いに来る。
10:56 その場で「走る」〜「ストップ&ポーズ」
10:58 「歩いて」〜「ストップ&ポーズ」
11:00 1列に並び、繋がって歩く。(音楽を入れる)「歩いて」〜「ストップ&ポーズ」列を2つにする。ニイ列&藤原列。入れない人も2〜3名あるが、入ったり外れたりしながらも独自の方法で参加。先頭を変える。参加者自ら「ストップ&ポーズ」が出てくる。
11:11 休憩(自分の飲み物などの確認不足あり)
11:20 音楽をかけて、みんなで、真似を入れたりしながら、自由におどる。
「発表会ごっこ」半分に分かれて、おどる。見る。
ニイチーム。ゆっくりの音楽を選ぶ。手をつないで、真似系の動き
藤原チーム。早い音楽を選ぶ。音楽をえらぶニイをみて、半見学のI君が、「先生以外が触ってる!」と訴える。その場を自分なりの存在をしている。それぞれが、ナビの真似をしようとする。
11:29 少ない人数でおどる。ナビで指名して、2〜3名で踊る。ところどころ入れない、KA君はトイレに行ったり、自分でもどってきたりしながら、仕掛けると興味を持ち出す。
11:44 皆でおどる。速い曲。シンプルなこまかなうごきを、広げる。
11:48 床に横になって、おどる。静かなうごき。
11:53 座って、2人組みで手を合わせておどってみる。TY&ニイの足裏を合わせて踊るのも1つの方法。←静かな動きをいきなりやったが、少し伝わりにくかった様子。
1:58 立って円になり手をつなぐ。IN君&母も入る。「アメージンググレイス」の曲にI君反応。(療育で、使ってるらしい)ゆらゆら、ゆっくりしゃがむ、歩く、深呼吸。
12:04 終了。
<感想・反省>
藤原
(1)TYちゃんの参加の仕方。として、もしかして彼女にとっては、皆のまわりをうろうろ歩きまわる事が、今の彼女にとっての「存在」なのかもしれない。(終わってから母親が迎えに来ても、まだまだ、歩くことが続いており、「場」を楽しんでいたように感じた)
(2)KA君、途中トイレ(水あそび)に行く事で、逃げ道を使いながらも、自分で戻ってきては、「場」できっかけを探していたのかもしれない。ナビが直接的なアプローチをかけると、彼なりのうごきや、楽しみをつかめていた様子。
(3)NK君、「間」があると、母親の確認をしていたが、踊るときはナビのうごきを掴もうとしていた。NT君もナビの動きを真似しようとしていた。一緒にうごくことを楽しみたかった様子。⇒ナビが早い動きをしがちだったのが、追いつけなかったかもしれない。
(4)IN君。初めは入りにくかったが、始まると本人なりに、参加していた。母親がいたので、どうしても離れなかったのは、仕方ない。(普段からそうであるように)仕掛けられると、反抗したくなるようで、離れると、本人なりの参加の仕方がある様子。
(5)HS・IN・IT君たちは、始まりの勢いはある。いかにアプローチしていくナビ・サポーターがいるか!?の様子。
(6)OMちゃん(19歳)。音楽が大好き。うごきも大好き。自らのうごきもある。そこにナビやサポーターのアプローチがはいれば、なおさら「うごき」を引き出せる可能性がある。
(7)Yさん、1人おとなで見えないひと。サポーターの人員不足もあり視覚的なサポートができなかったが、本人なりに、「場」を感じる事ができたのでは?(わからないときは立ち止まる。理解できた時はうごく。正直なからだがあった様子。)
(8)全体的に、様々なリズムを試したかったこともあり、(どんなリズムが、参加者にとって「うごき」を引き出せるか!?)どんなアプローチがそれぞれの「うごき」を引き出せるか!?の試行錯誤もあり、すこし展開がいろいろやりすぎた感じあり。
(9)音楽の選択も、あえて流行りの曲は使わず基本的に「クラシック系の様々なリズム」を主に選んだ。⇒本人にとってのマスコミに影響される、「自分の表現以外のうごき」に引きずられないように、「この場」での「自由なうごき」を体験したい。時間はかかっても、真似から入る必然性はあるが、ナビ・サポーターの「独自性のあるうごき」を真似してみる事から、個々の発展系を感じる事ができれば楽しめて、「表現」に繋がるのかもしれない。
(10)「いるかの会」の母親たちが、いないことで、参加者の戸惑いや、本来の『個人』が、みえたような気がする。
(11)なので、どこまでじっくりやってみると、生まれてくる事の可能性や、やりたいことのタイミングをもう少し検討してみたい。
(12)全体をとおして、「ナビの真似をしたがる」感じあり。ナビとして進行と、うごきの引き出しをするが、対応に限界あり・・・やはり、ダンサーによるサポーターの必然性と人数の必要性を感じた。(マンツーマンでできる設定)⇒本日のようなら、ナビとサポーター2人だったので、少人数の場合、ナビとマンツーマンでおどる時間を設けてもよかったのかもしれない。
|