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ブンブン・クロクロ・ゴーゴーゴーの「からだをつかって あ・そ・ぼ!」
 
<ワーク内容>
(1)からだならし(黒子)
・部屋の中を探険してみよう
歩き回ってみる(ゆっくり・はやく)
出会った人と握手してみる・近くの人にやさしく触れてみる
しばらくその人と一緒に歩いてみる(一部ダンスが始まっている)
(2)自己紹介
・円になって座り、順番に名前を言う。
(3)タッピング
・二人組、又は数人つながってタッピング(指先で軽く相手の背中・頭をトントン・・・とたたく)そのあと手のひらで背中をザーっとはらうようになでる。→役割交代
(4)ゴロゴロ
・寝ころんでみる(おなかをつけて・ほっぺたをつけてetc.)
・ゴロゴロ転がっていろんな所に行く
・誰かの体を枕にして一休み→また別の枕を探してゴロゴロ。
(5)二人組
・二人の体と体をくっつけてユラユラ(背中・足の裏・手のひら)
・手のひらをくっつけたまま大きくなったり、小さくなったり、移動したりする。
・二人で向かい合い、一人が手を出す。その手にもう一人が手を合わせに行く。→役割交代
[休憩(5〜10分)]
(6)スーパーの袋を使って(分藤)
・音を鳴らしてみる
・膨らませて風船のように
・袋の中に手を入れてくるくる回す。足でもやってみる。
・体のどこかにのせる・はさむ。(二人の体と体でもはさんで移動してみる)
(7)人間丸太転がし(五島)
 4〜5人が床に並んで寝て、その上に90°の角度で一人が寝る。下の人たちが転がることによって、上の人が運ばれる。
(8)クールダウン
 円になって座り、伸ばした足をぱたぱた。上にのびをする。
 
<感想・反省>車いすの人は、後半、KOさんがもってきてくれたマットの上におりて参加。
・今回、子どもの参加はTRちゃん一人だった。大人や重度の人たちに混じって参加するのに少し抵抗があった様子だったが、ナビゲーターがマンツーマンで関わることにより、笑顔が見られるようになった。
・進めていく上で、「短い言葉で」指示したり視覚的にわかりやすく「やってみせる」ことが重要だとわかっていたものの、実際には難しかった。だらだらと続けてしまうのではなく、途中で切りながら、誰かに注目したり面白い表現をとりあげてみんなでやってみたりすることも必要。
・ヘルパーや親にどのようにワークに参加してもらうか。ヘルパーは常に障害のある参加者に付き添っていて、ペアになる時もその二人組が崩れない。その時間内、ヘルパーの仕事をやり通さなければ行けないという責任がもちろんあるのだとは思うけれど、「介護する人とされる人」のがっちりしたペアがもう少しゆるやかなものになり、ヘルパーや親ももっとアクティブに参加できるようになれば、と思う。
 ボランティアサポーター1名が、人間転がしのとき、両隣の人に挟まれ、肩関節を痛める怪我をした。その日は日曜なので、翌日、病院に行ってもらったが、若干後遺症の残る怪我になってしまった。こちらの準備不足もあったし、本人の体調不良もあった。福祉行事保険をかけていたので利用できたが、今後十分気をつける必要があると痛感した。本人がちょっとしんどい時や調子が悪い時は、見学する、やめる、などの判断力が必要だと思う。特にボランティアの人はやらねばならない、という感覚を見直す必要がある。(スタッフも含めて)。(ごしま)
 
2005.5.28 山科「からだをつかってあそぼ」
ナビゲーター(黒子さなえ・分藤香)
 
人間ゴロゴロにチャレンジ。
(左側、ピンク色シャツ ダンサーの黒子さなえ)
 
えっまさか!の重度の方もチャレンジ!やる気だー!
 
レジ袋を使ってパートナーと遊ぶ
 
風船をゆっくりと動かしていく(二人で)


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