年度 |
処理法 |
水生生物に対する効果 |
1991
平3 |
さまざまな物理/化学的処理法の検討 |
ろ過、加熱、通電、超音波、紫外線、超短波、次亜塩素酸ソーダ、過酸化水素、塩素、二酸化塩素、オゾン等 |
1992
平4 |
塩素:
滅菌濾過海水使用実験室実験 |
実際のバラスト水への投入を想定した実用有効処理濃度
有毒渦鞭毛藻類遊泳細胞:5mg/
同シスト:100mg/ |
過酸化水素:
滅菌濾過海水使用実験室実験 |
実際のバラスト水への投入を想定した実用有効処理濃度
有毒渦鞭毛藻類遊泳細胞:5mg/
同シスト:50mg/ |
1997
平9 |
オゾン:
自然海水使用実験室実験 |
植物プランクトン処理濃度:1mg/
有殻渦鞭毛藻処理濃度:0.6mg/
動物プランクトン処理濃度:1mg/
細菌類処理濃度:10mg/
シスト処理濃度:20mg/ |
1998
平10 |
電気化学:
自然海水使用(通電量3V/1A程度)20m3/h陸上実験 |
直径100μm孔電解槽滞留時間2〜90秒で、動・植物プランクトン・細菌・シストの50〜100%処理
目詰まり・大型化が課題 |
1999
平11 |
ミキサーパイプ:
自然海水使用20m3/h
陸上実験 |
植物プランクトン:3本直列1 pass直後で約50%処理
動物プランクトン:3本直列1 pass直後で約60%処理
細菌/シストへの明確な効果なし
パイプ1本10循環で、シスト以外のほとんどの生物死滅
オゾン1mg/注入で、パイプとの相乗効果でシスト処理 |
2001
平13 |
特殊パイプ:
自然海水使用20m3/h陸上実験 |
スリット板1枚内蔵パイプで、浮遊甲殻類:流速約26m/sec、1 pass直後で約90%処理
衝突板の追加で、約40%上昇(圧損増加せず。) |
2002
平14 |
特殊パイプ(スリット板2枚):自然海水使用
100m3/h試作機陸上実験 |
特殊パイプ+目詰まり対策装置システム実験(流速約29m/sec 1pass直後)
植物プランクトン:約52%処理
動物プランクトン:約80%処理
バクテリア:約30%処理 |
2003
平15 |
特殊パイプ(スリット板2枚):100m3/h実船用試作機船上実証実験(北米西岸航路コンテナ船) |
10以上50μm未満水生生物:条約排出基準達成(2 pass: 漲/排水時)
50μm以上水生生物:バラスト水内水生生物存在状況により排出基準達成/不達成(2pass: 漲/排水時))
病毒性コレラ菌、大腸菌及び腸球菌実験不可(バラスト水中に該当生物が非常に少なかったため) |
2004
平16 |
特殊パイプ(スリット板2枚)+オゾン:
自然海水使用20m3/h実験機陸上試験 |
“バラスト水管理システム承認ガイドライン”に沿った、特殊パイプ自体の性能・効果向上及びオゾン添加による効果実験。パイプ/オゾンの相乗効果により、同ガイドライン案の水生生物処理基準達成確認 |
2005
平17 |
特殊パイプ(スリット板2枚)+オゾン等:
300m3/h実船用試作機陸上実験 |
国内・国際承認に向けた、“バラスト水管理システム承認ガイドライン(G8)”及び“活性物質承認ガイドライン(G9)”等に沿った実験実施中 |