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(2)試験ケース
表II.5.1-1には、サンプリング場所及び表記記号を示した。この表記記号は、試験ケース及び観測・分析項目を示した表II.5.1-2中の表記記号と連動する。また、写真II.5.1-2には、試験時のサンプリング状況を掲載した。
| 表II.5.1-1 |
試作システムによる実船運用を模擬した陸上効果試験におけるサンプリング場所及び記号 |
| サンプリング場所 |
記号 |
| バッファタンクからの“未処理原水” |
未原 |
| スペシャルパイプ通過直後の“処理直後” |
処直 |
| 未処理の試験水をバージに貯留した“"コントロール” |
コン |
| スペシャルパイプ処理後、バージに貯留し5日後の“処理5日後” |
処5 |
| コントロールの5日後となる“コントロール5日後” |
コ5 |
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写真II.5.1-2 サンプリング状況
| 表II.5.1-2 |
試作システムによる実船運用を模擬した陸上効果試験における試験ケース及び観測・分析項目(○印) |
※注入時のオゾン濃度3.0mg/ 試験時に、腸球菌及び毒素生産性コレラの分析は行っていない。処理流量は300m3/hr、スリット部流速はいずれも40m/sec。
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(3)観測・分析項目及び方法
表II.5.1-3には、観測・分析項目及び方法を示した。以下に各項目の方法を詳述した。
表II.5.1-3 観測・分析項目及び方法
| 分類 |
観測・分析項目 |
観測・分析方法 |
| 物理条件 |
流量計測 |
流量計による計測 |
| 圧力計測 |
圧力計による計測 |
| 水質等 |
気相オゾン濃度 |
検知管法 |
| 未処理水中の溶存有機炭素(DOC) |
乾式高温燃焼式TOC分析計 |
| 未処理水中の粒子状有機炭素(POC) |
CHN分析計 |
| 未処理水中の浮遊物質(TSS) |
環境庁告示第59号 |
| 水温 |
水質メーター(HORIBA,U-21XD) |
| 塩分 |
〃 |
| 水素イオン濃度 |
〃 |
| 溶存酸素量 |
〃 |
| 濁度 |
〃 |
| 水生生物 |
50μm以上の水生生物 |
顕微鏡下における計数 |
| 50μm未満で10μm以上の水生生物 |
顕微鏡下における計数 |
| 従属栄養細菌 |
平板培養法 |
| 大腸菌群及び大腸菌 |
平板培養法 |
| 腸球菌グループ及び腸球菌 |
平板培養法 |
| コレラ菌 |
平板培養法 |
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a. 流量及び圧力
流量及び圧力計測は、実船搭載型試作システム配管に装備した流量計及び圧力計の値を読みとることで行った。
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