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平成17年度 船舶バラスト水等処理技術実用化のための調査研究 報告書

 事業名 船舶バラスト水等処理技術実用化のための調査研究
 団体名 日本海難防止協会 注目度注目度5


5. 試作システムによる実船運用を模擬した陸上効果試験
 前章に記した試作システム(スペシャルパイプ・ハイブリッドシステム第2世代(実践搭載型システム)を用いて、G8ガイドラインの陸上試験に準じた試験を実施し、試作システムがIMO排出基準を満たすことの確認のため実施するものである。
 
(1)試験目的
 
 試験目的は、G8ガイドラインの陸上試験に準じた試験を実施することで、実際の陸上・船上承認試験を想定した場合の問題点を抽出し、今後の実船運用に向け、さらなる改良・改善に資するためのデータ取得である。
 
(2)試験項目
 
 試験項目は、以下の14項目とした。
 
(1)流量計測
(2)スリットの上流及び下流の圧力計測
(3)水中オゾン濃度
(4)気相オゾン濃度
(5)溶存有機炭素(DOC)
(6)粒子状有機炭素(POC)
(7)浮遊物質(TSS)
(8)水質メーターによる測定(水温、塩分、pH、DO、濁度)
(9)50μm以上の水生生物
(10)50μm未満で10μm以上の水生生物
(11)従属栄養細菌
(12)大腸菌群及び大腸菌
(13)腸球菌グループ及び腸球菌
(14)コレラ菌
 
(3)試験方法
 
1)試験時期
2006年2月20日〜3月4日
 
2)試験場所
佐賀県伊万里市の臨海試験施設
 
3)試験方法
 
(1)試験システム
 図II.5.1-1には、試験システム図を示し、写真II.5.1-1には、G8ガイドラインの陸上試験の要件である試水を貯水する模擬バラストタンク(バージ)とその内部を掲載した。
 試作システムは、処理水量が300m3/hrである。試験システムでは、伊万里湾から水中ポンプにより汲み上げた自然海水を、一旦バッファタンクに注水する。バッファタンクは、試作システムより高い位置にある。これは、実船における水面が、実船で処理システムを設置するエンジンルームよりも高い位置にくることを想定している。
 バッファタンクから、試作システム内に入った自然海水は、プレフィルターを通った後、オゾンを注入を経てポンプを通過する。ポンプの後は、スペシャルパイプを通過後、貯水する模擬バラストタンクのバージに注水した。
なお、未処理のコントロール水のバージへの注水は、バッファタンクを通さず、直接大型水中ポンプを使って岸壁に係留されたバージへ注水するようにした。
 
図II.5.1-1 試験システム図
 
写真II.5.1-1  試水を貯水する模擬バラストタンク(バージ)とその内部


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